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車 福祉有償運転者講習会 開催!!

2025年6月21日(土)、22日(日)の2日間にわたって、「世田谷ボランティアセンター」にて今年度第1回の「福祉有償運転者講習会」を開催しました。(受講者12名)

■福祉有償運送運転者講習会
・日時:2025年6月21日、22日(土、日)、10時~17時(21日は、16時)
・場所:三軒茶屋「世田谷ボランティアセンター」(下馬2-20-14)

梅雨がどこかに行ってしまったような6月としては厳しい暑さのなか、福祉有償運転者を目指す12名の方にご参加いただきました。
以下に2日間の講習会の様子を報告します。

 

【講習会 1日目:講義内容と講師】

① 主催者挨拶&オリエンテーション
挨拶:特定非営利活動法人せたがや移動ケア 鬼塚 正徳 理事
オリエンテーション:司会進行・おでかけサポーターズ 秋森 かつ枝 氏

② 移動サービス概論
講師:特定非営利活動法人ハンディキャブを走らせる会 鬼塚 正徳 氏

 


③ 移動サービスの法律・制度を理解する

講師:世田谷区 障害者地域生活課 猪刈 歩 係長

 
④ 移動サービスの利用者を理解する(セダン等利用含む)
講師:上北沢あんしんすこやかセンター 笠原 康右 所長

 
⑤ 利用者の接遇・介助について
講師:特定非営利活動法人向日葵 横溝 美和 理事長

 


⑥ 移動サービスでの運転に必要な知識と心構え
講師:しいの美サポート 遠藤 貴 氏

 
⑦ 安全で安心できる運行とリスクへの備え
講師:特定非営利活動法人ハンディキャブを走らせる会 鬼塚 正徳 氏

講習会の初日は、「座学」6コマを行いました。時間にして5時間の長丁場でしたが、途中、司会進行の秋森さんの音頭でストレッチ体操を挟み、17時に終了しました。

 

 
【講習会 2日目:講義内容と講師】
① 福祉車両と接遇について(講義)(セダン講習含む)
講師:特定非営利活動法人はぁと世田谷 井坂 慎 氏
 


② 福祉車両と接遇について(演習)(セダン講習含む)
講師:特定非営利活動法人はぁと世田谷 御園生 久義 理事長

 
③ 車椅子の操作と階段介助(演習)
講師・特定非営利活動法人せたがや移動ケア 吉田 正 理事長
講師:特定非営利活動法人はぁと世田谷 御園生 久義 理事長
講師:特定非営利活動法人ハンディキャブを走らせる会 鬼塚 正徳 氏
講師:特定非営利活動法人ハンディキャブを走らせる会 畑 秀樹 氏


 ④ 運転実技
講師:特定非営利活動法人はぁと世田谷 御園生 久義理事長
講師:特定非営利活動法人ハンディキャブを走らせる会 鬼塚 正徳 氏
講師:特定非営利活動法人ハンディキャブを走らせる会 畑 秀樹 氏

 
講習会の2日目は、車椅子での階段介助や、車椅子に乗って車両に乗車し、実際に車内での利用者様と同様の体験をした他、車椅子を車内に固定したり、公道を実走するなど、
日常生活ではなかなか経験できないことを次々に体験していただきました。


最後に、主催である特定非営利活動法人せたがや移動ケア 吉田 正理事長より、「講評」と「修了書の授与」が行われ、2日間の講習会が終了しました。

 


受講者の皆様、2日間、大変お疲れ様でした。この講習会を終了された皆様は、福祉有償運転者として活動することができます。
皆様がそれぞれのスタイルで、地域住民の方々の為にご活躍されることを祈念致します。

受講者の皆様、講師の皆様、どうもありがとうございました。

 

【事務局後記】
従来の本講習会の参加者は高齢男性が多かったのですが、今回は12名中4名が女性でした。また、年齢構成は40代1名、50代5名、60代4名、70代2名でした。福祉有償運転への関心が世代や性別を超えて拡がりを見せていることを実感できる講習会となりました。
事務局では、これまでの本講習会受講者の現状を調査させていただくと共に、皆さんの活動を支える組織としての「ドライバーズ・クラブ(仮称)」の立ち上げを進めて参る所存です。
今後ともよろしくお願い申し上げます。 

グループ 令和7(2025)年度 せたがや移動ケア 総会開催報告

2025年5月30日(金)、「令和7(2025)年度 特定非営利活動法人せたがや移動ケア総会」を開催致しました。

出席者:正会員9事業者(委任状出席1事業者含む)。一般会員4事業者、新理事候補2名
時間:18時30分~20時30分
場所:世田谷区児童相談所1F会議室(松原6-41-7)

開会に先立ち、鬼塚センター長より、出席状況の報告があり、本総会の成立が宣せられました。

 

 (写真:総会資料表紙、開会時の鬼塚センター長)
※登録事業者の皆様:総会資料はログインのうえ、こちらからご覧いただけます

引き続き、本総会の議長(鬼塚センター長)、議事録署名人(吉田理事長、福田理事)が選任されました。
その後、出席者の自己紹介があり、吉田理事長の開会挨拶を経て、議案審議に入りました。

 

 




(写真:吉田理事長の開会挨拶)

 

■総会次第

1. 開会の辞
2. 理事長挨拶
3. 議長選出、書記任命
4. 総会の成立確認
5. 議事審議
6. 閉会の辞


以下に、上記「5. 議事審議」より、第1号議案、第2号議案、第3号議案について記します。


●第1号議案 令和6(2024)年度事業報告と決算の承認及び監査報告
議案書に沿って、事務局より議案説明を行いました。質疑応答を経て、議長が採決を行ったところ、満場一致で採択されました。
 

●第2号議案 令和7(2025)年度事業活動計画と予算の承認
議案書に沿って、事務局より議案説明を行い、議長が採決を行ったところ、満場一致で採択されました。

(説明・意見交換)
・駐車禁止、通行禁止除外指定証の申請代行
・タクシー券、補助券の請求代行
・病院通院補助券の請求代行
・会員相互扶助の支援
・団体、グループのイベント外出支援
・日帰りイベントの開催
・事業者の求人の支援
・登録事業者やNPO活動に関わる情報提供
・出先の急速拠点の確保
・個人情報の保護
・その他

●第3号議案 令和7(2025)年度役員の承認
議案書に沿って、事務局より議案説明を行い、議長が採決を行ったところ、満場一致で採択されました。
採択の後、引き続き、新任理事含め理事各位より「今年度の抱負」が語られました。

最後に、事務局より「その他報告事項」に関し「報告」、「質疑応答」が行われました。(写真下・左)

そして20時15分、議長が閉会を宣し、無事、盛会裏に「令和7(2025)年度 特定非営利活動法人せたがや移動ケア 総会」を終了致しました。(写真下・右)

 

 皆様、今年度も引き続き、「せたがや移動ケア」、「世田谷区福祉移動支援センター そとでる」をよろしくお願い申し上げます。(事)

2025年度第1回そとでる登録事業者研修会「普通救命講習会」 開催!

2025年5月24日(金)、「2025年度第1回 そとでる登録事業者研修会」を開催しました。
今回のテーマは、東京消防庁が実施している「普通救命講習会」を、特別に「そとでる登録事業者対象」として開講頂きました。

 

「普通救命講習~“まんいち”のために、“まいにち”のために~」

参加者:20名
時間:14時00分~17時00分
場所:うめとぴあ(世田谷区立保健医療福祉総合プラザ)会議室1-1、2(世田谷区松原6-37-10)

 

研修会講師として、世田谷消防署、東京防災救急協会、世田谷区各所の消防団より派遣頂き、命を救うための最も基本的な手当である心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)の使い方など 救命処置を教えて頂きました。

さらに、気道異物除去法や止血法などの応急手当についてもご指導頂きました。

「普通救命講習会」
講 師:世田谷消防署 田中様 他10名
① 理事長挨拶           
② 講師自己紹介            
③ 実技指導:心肺蘇生法(胸部圧迫、人工呼吸)
④ 実技指導:AED(自動体外式除細動器)の使い方
⑤ 実技指導:気道異物除去法     
⑥ 実技指導:止血法             
⑦ 質疑応答               
⑧ 救命技能認定書授与(理事長)         

【研修会報告】
① 理事長挨拶
NPO法人「せたがや移動ケア」吉田理事長より、本研修会の開催主旨等について説明がありました。

② 講師自己紹介
世田谷消防署の田中講師から、全講師の皆様のご紹介がありました。

写真左から:せたがや移動ケア・吉田理事長、世田谷消防署・田中講師、全講師の皆様


③  実技指導:心肺蘇生法(胸部圧迫、人工呼吸)


④  実技指導:AED(自動体外式除細動器)の使い方
  日本製のAEDとUSA製AEDの違いについても教えて頂きました。

 ⑤ 実技指導:気道異物除去法

⑥  実技指導:止血法

⑦  質疑応答

⑧  救命技能認定書授与(理事長)
研修会終了後、吉田理事長より修了の証として「救命技能認定書」が授与されました。

 (写真は、一部 個人情報を消しています)

【参加者の声】(一部抜粋)
・これから迎える暑い季節のためにも、送迎中 何があっても対応できるよう、このような講習会があって良かったと思いました。
・(実技を行うこともあり、)グループ人数が2人だったのが良かったです。3年後の更新時も、また講習会の開催をお願いしたいと思います。
・(普通救命講習会を)前回はコロナ禍前に受けたので、時代にあった内容を知ることができて、大変勉強になりました。また、忘れていたことも諸々あり、受講して良かったです。ありがとうございました。

【事務局より】
救命講習とは、突然の病気で心臓がとまって倒れた人や、大ケガをして大出血をしている人を見つけた時、救急車が到着するまで、その人の命をつなぎとめるための応急手当の方法を身につけてもらう講習です。
病気やケガで心臓が止まると、約4分で脳の細胞が死んでしまうといわれます。すぐに119番をかけて救急車を呼んでも、救急車が到着するまで平均約6分かかります。そのためすぐに心肺蘇生法などの応急手当をはじめなければ命を救うことがむずかしくなります。
命を救うためには……早い通報! ⇒ 早い心肺蘇生法! ⇒ 早い除細動! ⇒ 早い医療処置! が必要です。
この一連の流れを『救命の連鎖』といい、この方法を学んでいただくのが「救命講習会」です。この講習を得て頂いた受講者の皆様には、移送中はもちろん、日常でもためらうことなく命を救う行動を取って頂くようお願い致します。

「まんいち」のために。「まいにち」のために。 (吉)

会議・研修 2024年度 第4回【そとでる】登録事業者研修会 開催報告

2025年2月28日(金)、「2024年度第4回【そとでる】登録事業者研修会」を開催しました。
参加者:19名
時間:18:30~20:00
場所:子育てステーション梅丘AB会議室AB(世田谷区松原6-41-7)

今回のテーマは[安全に運転する交通ルールを学ぶ]と題し、警視庁北沢警察署交通課のご協力をいただき、講話、映像視聴、反射神経テスト等、盛りだくさんの内容になりました。

プログラム
1.開会挨拶 吉田理事長

2.警察署の皆様の紹介

3.登録事業者様の自己紹介

4.警察からドライバーに伝えたいこと

5.北沢警察署への質問(事前アンケート集計)
6.クイックアーム(反射神経のテスト)

7.閉会挨拶 鬼塚センター長

事前アンケートの質問事項への返答
①自転車専用道路を車が左に寄って左折する際に事故になることはないだろうか。
→この場合でも十分幅寄せして巻き込み事故を防止して下さい。

②ループ(電動キックボード)のようなものが良く走っているが、交通ルールはどうなっているのか?取り締まりをしているのか?
→現状、取締りはしていないが、この先は取締りを行うかもしれない。現時点ではループは「一通」でも「自転車専用」でも通行できる。

③自転車通行は左側走行だと思うが、逆走している自転車に対しての取り締まりはどうなっているのか。
→現状、取締りはしていない。この先は青切符になるかも知れない。

④2025年9月より法定速度30㎞に変更になる道路があるが、それに対しての今後の取り組みはどうなっているのか?
→今のところ未定。スクールゾーンは30㎞制限。

⑤雨の日の自転車の傘さし運転は取り締まりをしているのか?
→今のところ出来ていない。

参加者の声・一部抜粋(アンケートから)
・現実的な話が多く今までで一番良かった。
・改めて安全運転の重要性を再認識しました。
・世田谷区の死亡事故等の現状が分かり良かったです。
・ループのことや最近の事故件数、市街地での30㎞速度等いろいろ知ることができました。
・ループをはじめ年々事故の原因なども変化しているように感じます。
・改めて交通ルールは複雑になってきていて、状況によってはYes/Noで解決できない場合もあるので日々気を付けて運転しようと改めて思いました
・搬送中の事故事例などがあれば良かったです。

事務局後記
平成28年にスタートした北沢警察署様をお招きしての事業者研修会もついに10回目を迎えました。
毎年、年度最終の事業者研修会として開催しており、世田谷区の交通関連情報をアップデートしています。
今年度も北沢警察署様の警察官2名に講師をお願いし、「世田谷区内の交通事故件数」「事故を未然に防ぐ為の注意点」等々について講話を頂き、併せて、ドライバーとして必要な「反射神経」テストにトライしました。
講話終了後には、受講者から活発な質問があり、大変有意義な研修会となりました。
北沢警察署様、そして、ご参加いただいた登録事業者の皆様、どうもありがとうございました。

お知らせ 地域連携で守る「みんなの自由なおでかけ」運動 今年度活動報告

世田谷区福祉移動支援センター「そとでる」は、「誰もが自由に外出し、移動できる世田谷にするために」を基本理念とし、「移送NPO・介護タクシー等の配車業務」「移動に関する相談業務」「移動関連の人材育成業務」を主業務としています。

これらの業務のクオリティを向上させ、利用者様に更なる「安全・安心・快適」な移動を提供するためには、地域のなかで「高齢者・身体障害者・生活保護受給者」等の方の「自由なおでかけ」を守る組織・団体(「社会福祉協議会」「あんしんすこやかセンター」「まちづくりセンター」「訪問介護事業所」「地域生活支援センター」等)との協働・連携が不可欠であるとの認識のもと、「地域連携で守る『みんなの自由なおでかけ』運動」を展開してきました。

 

具体的活動報告
⑴ 送り出しに問題がある精神障害を持つ利用者様に関しては、「社会福祉協議会」「成年後見人」と協議を行い、「地域生活支援センター」との連携により、ヘルパー派遣にて問題を解決しました。

⑵ 利用料金の都度精算が困難な方には、「成年後見人」と協議を行い、利用翌月振込清算の移送NPOをご紹介しました。

⑶ 各所の「あんしんすこやかセンター」との連携を強める目的で、「そとでる」の業務内容の紹介とあわせ、「そとでる」に対する要望をヒアリングしました。

⑷ 「訪問介護事業所」より介助技術の講師を派遣していただき、登録事業者向け「介助技術研修会」を実施しました。

⑸ 「上北沢あんしんすこやかセンター」「松原あんしんすこやかセンター」と連携し、「認知症アクション講座」を実施しました。

⑹ 「世田谷区肢体不自由児(者)父母の会」の要請に応じ、「父母の会旅行」の送迎を、「そとでる」の配車によるNPO移送(6台)にて行いました。

⑺ 「松原まちづくりセンター」の要請に応じ、「松原デイキャンプ」の送迎を、「そとでる」の配車によるNPO移送(2台)にて行いました。

⑻ 「松原まちづくりセンター」の要請に応じ、「松原地区買い物ツアー」の送迎を、「そとでる」配車によるNPO移送(7台)、介護タクシー(4台)にて行いました。このツアーには「松原あんしんすこやかセンター」「地域社協課 北沢地域社会福祉協議会事務所(松原地区事務所)」に協力いただきました。また、同行スタッフとして6名の民生委員さんにご参加いただきました。

⑼ 「松原まちづくりセンター」の要請に応じ、「茶話やか松原(11月、1月開催)」への送迎を、「そとでる」配車によるNPO移送(2台)にて行いました。

⑽ 成城あんしんすこやかセンター、成城まちづくりセンター、社会福祉協議会成城地区事務局、民生児童委員、砧保健福祉課、小田急交通の参加による「地区版地域ケア会議」に「そとでる」も参加することとなりました。これにより「そとでる」の存在、機能等に関する認知が更に拡がり、地域連携が強まることが期待できます。

⑾ 「上北沢地区地域包括ケア推進プロジェクト 地区内交流・意見交換会」に参加し、「そとでる」の紹介と共に、地域内の福祉関連事業者(上北沢まちセン、上北沢あんすこ、社協上北沢事務局、上北沢児童館、上北沢小学校、福音寮、かみきたざわ子ども食堂、八幡山保育園、夢のみずうみ村新樹苑、烏山地域障害者相談支援センター、どんぐり食堂八幡山、上北沢区民センター、上北沢地区民生・児童委員協議会 等)との協議のなかで、顕在化している問題点と、その解決方法につて確認しました。

⑿ けやき学級の勉強会に参加し、地域生活支援センターMOTAの活動に関し講話を頂きました。

 

今後の方針
個別具体的事案の内容に応じ、必要な「タスクフォース」を構築し、地域の皆様と協働しながら問題解決に向け努力していきたいと思います。
今後も「誰もが自由に外出し、移動できる世田谷にするために」皆様のお力を借りることもありますが、どうぞよろしくお願いします。