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2018/12/06

「もみじの家」見学のご報告

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2018年11月8日(木)、国立研究開発法人国立成育医療研究センター「もみじの家」(国立成育医療研究センターの医療型短期入所施設。世田谷区大蔵2-10-1)を、「せたがや移動ケア」の久米理事と「そとでる」スタッフの水上、石黒が見学しました。


この見学は、「医療的ケア児」というキーワードに関心を持ち情報収集を行っていたスタッフが企画、「もみじの家」とご縁のある理事にご相談して実現したものです。

「見学させていただき、今後の移動支援に役立てることができたら」(久米理事)。「配車のご依頼・ご相談をいただいた際の注意点を学びたい。また、医療的ケア児と言われる子どもたち、ご家族の現状を知りたい」(スタッフ)と、それぞれの想いをもって見学にのぞみました。


医療的ケア児: 生活するなかで医療的ケア(人工呼吸器やたんの吸引など)を必要とする子どものこと。新生児医療の発達に伴いNICU(新生児集中治療室)が増設され、その結果 医療的ケアを必要とする子どもの数が増加傾向にあると言われている。
「もみじの家」は医療的ケアが必要な子ども、その家族のための施設である。




「もみじの家」に一歩足を踏みいれたとき、まず感じるのが明るさと清潔感です。その清潔感は施設がまだ新しい(2016年4月開設)から…というだけではありません。心地よく、安心感ある空間は、気持ちの良い動き・明るい声の職員さん(看護師、保育士など)たち、優しいまなざしがあたたかいハウスマネージャーの内多 勝康さん(写真)、きめこまやかな心配りを実践するボランティアの皆さん(登録者約100名)たちのサポートでつくられています。
そう、「もみじの家」は医療的ケアが必要な子どもさんをケアするだけでなく、そのお子さんに“子どもらしい時間”を。そしてご家族には“心身の休息”を提供する場なのです。
共用ダイニングキッチンにいらっしゃったご家族が内多さんに「お世話になっています!」と気さくにお声をかけている様子を見て、この施設はまさにご利用者にとって自然体でくつろぐことができる「家」と、感じました。

まるで我が家を掃除するように「ボランティアの方々があちこちを磨いてくださるんですよ」と、内多さん


私たちも、内多さんに導かれて歩きながら、壁に並ぶ「子どもたち」(いわさきちひろさんの絵)にほっこりしたり、居室(家族と一緒に泊まることができる個室5(うち家族室2併設)、三人部屋2)、浴室(一般浴室、機械浴室)に込められた想いや目的、機能性に見入ったり。
プレイコーナーの絵本や、ままごとグッズ。飾られたカラフルなモビールや折り紙…。「センサリールーム」と名付けられた、五感を癒し、楽しむ部屋(スヌーズレン: 療育、感覚訓練、リラックスなどが主な目的。ヨーロッパを中心に取り入れられている)を体感した頃、私たちはなんともいえない穏やかな心もちになっていることに気づきました。

   
(上段左から) 内多さんから居室について、説明を受ける理事とスタッフ。
  
最新式の機械浴室。からだではなく浴槽そのものが上下するので、入浴中の不安が少ない。
さらに、介助している職員も腰をいためずにすむ。
他に、家族が一緒に入浴できる浴室もある。

視界が広く、職員の眼が行き届くプレイコーナー。
その中にある「子どもたちに大人気!」というシステムキッチン(ままごとグッズ)は、ご寄付によるものとのこと。


「センサリールーム」。室内は照明、映像、音に楽しい工夫がいっぱい!




すべての見学を終えたあと、内多さんから「もみじの家」の目的やご利用(1回最長9泊10日。0─19歳未満が対象、等)について。医療的ケア児とご家族の現実について等をご説明いただき、今後の課題(「財政難」の現状、「全国に同様の機能を持つ施設を!」等)を知ることができました。


また、「そとでる」からは移動支援について説明させていただき、「施設をご利用される際、移動困難な方がいらしたらご連絡ください」と支援の連携をお伝えさせていただきました。




【見学を終えて】

・今まで入ったことのない施設内を見学できて、とても良い経験をさせていただきました。ありがとうございました。
個人的には赤堤介護タクシーを開業する前は訪問入浴介助の仕事をしていたこともあり、最新型の機械浴槽を目の当たりにして、とても感動しました。また、さまざまなタイプの居室(個室、三人部屋)がご利用者の想いや個々のご事情を取り入れた環境になっていることが素晴らしいと感じました。登録面談の予約が先のほうまで埋まっているということにも、納得がいきます。
なにより、今回「そとでる」についてお話しする機会をいただき、ありがたく思います。耳を傾けていただいたことにお礼を申し上げるとともに、ご送迎等必要の際は、ぜひ「そとでる」までご連絡ください。
(理事・久米)


・医療的ケア児と家族を支援する「もみじの家」の館内にお邪魔をさせてもらい即座に感じたことが、柔らかな温もりでした。施設内は明るく清潔感があふれ、華美な装飾ではなく、ホッと気持ちが落ち着く…立ち止まって観ていたくなるような演出が施されていました。
見学のあと、内多さんのお話を聴かせていただき、医療的ケアが必要な子どもたちが家族と共にこの空間で安らぐことを中心に考えられていることを感じました。また、「もみじの家」が、医療はもちろん、学びやレクリエーション、そして交流といった、あらゆる方面からのケアを目的とした、“安心の場”であることを実感しました。
医療の技術が進み、出生時のリスクは激減しているそうですが、重大な障害への対策はまだまだ足踏みのようです。
ボランティアや助成金、寄付で成り立つこのような施設は、満足が行くほどの数を設営することは現状では厳しいと思います。同様の施設が一つでも多くの場所に存在できたらよいですね。
(スタッフ・水上)



今回、重い病気を持つ子どもと家族を支える医療型短期入所施設として知られる「もみじの家」が、多くの方々の支援と希望から運営されていることを実感しました。この見学で得た気づきを無駄にしないよう業務に取り組んでまいります。
また、私たちの「見たい」「知りたい」「今後に役立てたい」という想いにご協力くださった「もみじの家」の皆様、内多さん、お忙しいなか、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
(写真・まとめ:スタッフ・石黒)



*「もみじの家」お問い合わせ先
 (受付時間: 月─金(祝日除く) 9時─17時): 03-5494-7135(直) 


  

2019年1月「そとでる」ホームページ掲載予定の「SPECIAL CONTENTS ウィラブ世田谷」は、今回お世話になった「もみじの家」ハウスマネージャーの内多 勝康さんにご登場いただきます。「もみじの家」について、内多さんの取り組み、セカンドキャリアについて、「夢」…と盛りだくさんのお話をうかがいました。どうぞご期待ください。



14:30 | 投票する | 投票数(3) | お知らせ
2018/12/05

「せたがや福祉区民学会第10回大会」で発表しました

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2018年11月17日(土)12:00─17:30、「せたがや福祉区民学会第10回大会」が開催されました(於:日本体育大学 東京・世田谷キャンパス(世田谷区深沢7-1-1) 主催:せたがや福祉区民学会、せたがや福祉区民学会第10回大会実行委員会  共催:日本体育大学、社会福祉法人世田谷区社会福祉事業団  後援:世田谷区、社会福祉法人世田谷区社会福祉協議会)。


この大会は1年に1回開催されるもので、世田谷区の福祉施設や事業所で働き、学び、研究する人、区民、行政の人が一同に会する場です。そして参加者全員がわけへだてなく、それぞれの実践活動や日ごろ感じている問題点を口頭・ポスター発表を通して話し合い、世田谷区の「福祉の向上」をめざしています。


回を重ねること10回目という記念すべき大会のテーマは、「力を合わせる─その人らしく生きられる社会(地域)をめざして」。参加者数約480名が集う場となりました。


私たち「そとでる」もほぼ毎年参加、発表させていただいておりますが、今年は2つの口頭発表をさせていただきました。以下、簡単にご報告いたします。

  


【内容】
●12:00─13:00  全体会1(基調講演等)


基調講演
「地域におけるスポーツ・レクリエーション活動を通じた交流促進について─障害のあるなしに関わらない取り組み事例から─」
日本体育大学スポーツマネジメント学部
スポーツライフマネジメント学科教授  野村 一路 氏 


●13:30─16:25  分科会【8分科会】
  ・口頭発表 8会場(発表15分、質疑応答5分)
  一斉発表時間  13:30~16:25

  第1分科会:子どもとともに育ちあう/多世代による文化交流
  第2分科会:子ども、若者のかがやく社会/働く・社会に参加する
  第3分科会:地域をつなぐネットワーク
  第4分科会:生きがいづくり・まちづくり/地域をつなぐネットワーク/その他
  第5分科会:ひとり一人に向きあった実践
  第6分科会:協働・連携(チームケア)/ひとり一人に向きあった実践
  第7分科会:認知症とともに豊かに生きる/その他
  第8分科会:最後までその人らしく生きる(看取りケア)/その他


  ・ポスター発表 1会場 (ポスター掲示 12:00~16:25)


●16:45─17:30  全体会2(大会総括等)


●17:45─19:00  懇親会



今回 口頭発表させていただいたのは「おでかけサポーターズ」と、「世田谷区福祉移動支援センター そとでる」です。
まず発表したのは、第4分科会での発表のトップとなった「おでかけサポーターズ」の「世田谷おでかけサポーターズの活動─誰もが自由におでかけできる世田谷を目指す」(市村 和行、多賀 正孝、奥山 隆司、鬼塚 正徳)で、代表発表者はサポーターズメンバーの市村さんです。

  発表では、「おでかけサポーターズ」の目的や現在までの主な活動をご報告したほか、特に2018年の活動内容(おでかけイベント、福祉車両運転者講習会、定例会等)を会場の皆様にご紹介しました。
さらに今後の活動における課題や予定(大人用紙おむつの選び方研修会、買い物支援サービスの展開等)を発表し、「住民による住民のためのおでかけ企画を立案し、実現をめざす無理のない市民活動」という志のもと集まったメンバーであることをアピールしました。
発表終了後は進行役・助言者の村田 幸子様(福祉ジャーナリスト)、瓜生 律子様(世田谷区高齢福祉部長)から「活動を“見える化”するとさらに広くアピールできるのでは?」等々のアドバイスをいただきました。
 



ふたつめの口頭発表は第8分科会における「介護タクシーと移送NPOの料金(利用料)の整理・考え方─誰もが自由におでかけできる世田谷を目指す「そとでる」から福祉輸送の料金の説明」(鬼塚 正徳、泉谷 一美、石黒 眞貴子)で、発表者は「そとでる」の鬼塚事務局長でした。

  

発表では、まず「そとでる」の現在の状況をご紹介し、福祉輸送の依頼時に多くの方から使用時の料金についての問い合わせをいただくことをご報告しました。
そして福祉輸送の種類や福祉輸送の料金について、事例をご紹介しながら発表。さらに介護保険適用のタクシーの対価、NPOの福祉有償運送の対価についてご説明すると、会場にいらした方が熱心にメモをとる姿も。
料金に対する基本的な「そとでる」の考え方、対応についてご説明させていただいたほか、ご利用者様からの苦情などにも触れさせていただきました。
発表終了後は進行役・助言者の長谷川 幹様(三軒茶屋内科リハビリテーションクリニック院長)、中原 ひとみ様(世田谷区特別養護老人ホーム施設長会)からご感想をいただいたほか、会場にいらした方の「なぜ、料金にばらつきがあるのでしょうか?」というご質問に対して、持ち時間ぎりぎりまで料金設定や法制度についてご説明させていただきました。

  
写真:(左)発表後、せたがや福祉区民学会から「実践研究発表証」が贈呈された。
(右)無事に2つの口頭発表を終え、笑顔のメンバー(「おでかけサポーターズ」、「そとでる」)たち。



口頭発表とポスター発表をあわせると「66」に上るという実践研究発表。発表を終了したあとは、各自、関心のあるテーマや発表者をめざして忙しく歩き回りました。
また、会場内に学会の会員である大学生グループ(「せたがやLink!」)のメンバーたちが担当する休憩コーナー(「ほっとスペース」)があったり、手作りの品物やお菓子を販売する区内の障害者施設の方々がいらしたり、文字通り「ホッとする」時間を過ごさせていただきました。


    各自、関心のある分科会に参加。

  
    大学生のあたたかいおもてなしに、ほっこりする「ほっとスペース」。


16:45から開かれた「全大会2」では、会場からの質問や全体総括がありました。
そして「第10回」という区切りになる今年度の大会において、さまざまな分野、立場の参加者の間で多くの意見交換があったことを皆で振り返りました。
また、次回開催校挨拶、実行委員長挨拶などがあったほか、大活躍した大学生たちから福祉に対する想いが語られ、大会テーマである「力を合わせる」素晴らしさを実感しました。

参加者や発表者から、多くの刺激や気づきを受け止めた半日。
貴重な発表の場をいただき、活動に、業務に、しっかりと取り組んでいきたいと思いました。
ありがとうございました。
(写真・文:スタッフ・石黒)



【せたがや福祉区民学会に参加して】
・2年間の活動のふりかえりが仲間とできて、共通の目標・目的、一緒に活動する気持ち、良いコミュニケーションがとれたような気がします。今後は、仲間と残された課題の具体的な実行計画を作っていきたいと思います。このような場をいただき、本当にありがとうございました。
(発表者:おでかけサポーターズ・市村 和行)




15:58 | 投票する | 投票数(2) | お知らせ
2018/12/04

「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム2018」参加ご報告

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2018年10月27日(土)、28日(日)の2日間、東洋大学白山キャンパス(東京都文京区白山 5-28-20)で「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム 2018」が開催されました。
(主催:くらしの足をみんなで考える全国フォーラム実行委員会 (実行委員長 :岡村 敏之/東洋大学教授、副実行委員長:加藤 博和/名古屋大学教授))


くらしの足をみんなで考える全国フォーラム:今年開催7回目となるこのフォーラムは、少子高齢化が進むなか、日常の通院や買い物等に困難を抱える人々が全国で増え続けている問題を解決するため、当事者、行政職員、研究者、バス・タクシー事業者、福祉・介護・医療の従事者、NPOなどが集まり、それぞれが抱える問題解決のヒントを得る「気づき」の場です。


今年は「そとでる」(せたがや移動ケア)から、鬼塚事務局長(実行委員)、スタッフ・石黒が参加。実行委員会事務局の記録係などを務めさせていただいたほか、「おでかけサポーターズ」からも4名(市村、多賀、景山、秋森)が参加しました。
参加者約380名の熱気あふれる会場で、「おでかけサポーターズ」のメンバーは受付やアンケート回収などのお手伝いで大活躍!
合間に多くの人でにぎわうディスカッションやポスターセッション会場を回り、全国から集まった参加者たちの熱い意見や想いがこもった展示を見ました。


 

【主なプログラム】
■第1日目 10月27日(土)
◆「くらしの足 概論 」─「生活を支える交通」から「愉しみ」の交通へ─

 基調講演:土井 勉(大阪大学COデザインセンター) 
 ディスカッション: 土井 勉(同上)、服部 真治(医療経済研究機構)、
 篠塚 恭一(日本トラベルヘルパー協会)
 コーディネーター: 及川 孝(フタバタクシー)

この日登壇された篠塚氏は、以前「そとでる」スタッフ向けミニ研修会
講師をお願いしました。会場の反応が気になります!


◆「グループディスカッション」─「くらしの足」について、本音で意見交換しよう─




■第2日目 10月28日(日)
◆「ショートスピーチ」─地域公共交通の活性化及び再生に向けた国土交通省の取組─
 スピーチ: 城福 健陽(国土交通省総合政策局公共交通政策部長)

◆「くらしの足 基調討論」─ITは「くらしの足」を救う?─

 発表(事例紹介)とディスカッション: 水野 羊平(永井運輸)、
 山崎 友寛(静岡県地域交通基盤部都市局交通課) 
 コーディネーター: 加藤 博和(名古屋大学)、伊藤 昌毅(東京大学)

◆「オープン・カンファレンス」─議論したい、相談したい、あの人と話してみたい─

◆「ポスターセッション」─くらしの足のために日夜がんばっているみんなの活動報告─

展示参加約60団体が、取り組みなどを発表。
「おでかけサポーターズ」メンバーにとっても、大きな刺激です。


◆「くらしの足 白熱討論」─「愉しみのための交通」をどう創っていくか─
 発表(事例紹介)とディスカッション: 鎌田 実(東京大学)、篠原 俊正(ハートフルタクシー)、
 新井 啓明(小平市役所)
 コーディネーター: 岡村 敏之(東洋大学)


年々参加者が増えた本フォーラム、今年は380名にのぼりましたが、特に印象に残ったのは「お出かけ」に関するテーマや取り組みのご紹介が多かったことです。

登壇者のお話に出てきた「介護保険制度」、「地域包括ケアシステム」、「生活支援・介護予防サービス」、「外出支援」等々の言葉に、わずかながら、とまどいの表情を見せる参加者も見受けられましたが、その後のディスカッション等で言葉や制度を丁寧に説明する(福祉関係と思われる)参加者の姿、積極的にわからないことを質問する参加者の姿を目にして、この“語り合う”“知り合う”やりとりこそ、本フォーラムの特長のひとつと再確認しました。

今年も新しい出逢い、再会、学びの場となった2日間。ありがとうございました。



【スタッフの声】
・1日目にお話しいただいた、服部 真治先生(医療経済研究機構)の「『互助』による輸送と地域支援事業」が印象的な言葉が多く、楽しかったです。「地域に楽しいことをつくらないと健康につながらない」、「人との交流は週1回未満から健康リスクに」、「サロン参加群と要介護認定率の話」、「総合事業の類型と道路運送法の類型」など、高齢者の健康と社会参加についてわかりやすくお話しいただきました。


・2日目はIT関連のお話が多かったが、高齢者がさまざまなツールをどこまで使い切る(利用する)ことができるか、考えながらお聴きしました。現実には、FAXを使用するのも難しい方がいらっしゃるので…。
また、参加者の皆さんの熱気に驚きました。お手伝いさせていただき、勉強になりました。


・年を重ねるごとに参加者が増え、「移動」「くらしの足」に関心をお持ちの方が多いことを実感し、ありがたいです。
毎年、全国からいらっしゃる方のお話をうかがうのが楽しみですが、石巻の「NPO法人移動支援Rera」さんが作っている冊子を拝見するのが特に楽しみです。このような機会に移動支援について、「世田谷」住民の視点を、別の視点に置き換えて考えることの重要性を感じるからです。ほかにも、継続して参加されている方々の取り組み、独創性に満ちた活動等を目の当たりにしてワクワクしました。ありがとうございます。



 


15:24 | 投票する | 投票数(4) | お知らせ
2018/11/27

講演会「すべての子どもを育む社会を目指して」に参加しました。

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2018年10月14日(日)、「講演会・スペシャル対談 すべての子どもを育む社会を目指して- 医療的ケアの必要な子どもと家族を社会で支えるために」(主催: 一般財団法人 重い病気を持つ子どもと家族を支える財団(キッズファム財団、後援: 厚生労働省・世田谷区・世田谷区社会福祉協議会・国立研究開発法人 国立成育医療研究センター・日本女子大学 桜楓会世田谷区内5支部・児童学科縦の会、時間: 13:00-16:10、於: 成城ホール)が開催されました。

近年、耳にすることが多くなってきた「医療的ケア児」*という言葉ですが、重い病気を持つ子どもさんにとって大切な拠点である国立成育医療研究センターへ、「そとでる」が配車手配をさせていただくことがあります。そこで、「ご利用者様は、どのような状況に置かれているのか?」、「そのご家族のご苦労は?」を知る術につながるのでは、と参加しました。

 


 *医療的ケアの必要な子どもたちって?: 医療の進歩により今まで救えなかった生命が救われるようになりました。けれども生涯にわたって人工呼吸器など医療的ケアを受けないと生活できない子どもたちです。
具体的にどのようなケアがあるのですか?: 在宅で行っている医療的ケアには、人工呼吸、吸引、経管栄養などがあります。 ─ 「もっと知ろう!医療的ケア児のこと」より
(一般財団法人 重い病気を持つ子どもたちと家族を支える財団(キッズファム財団))



【当日のプログラムから】

●開会 主催者あいさつ
  映像紹介「医療的ケアが必要な子どもたち」
●基調講演「医療的ケアを必要とする子どもと家族の現実- “病む”ということ」
  久保田 雅也氏(国立成育医療研究センター 神経内科、「もみじの家」診療部長)
●講演「もみじの家の取り組みについて」
  内多 勝康氏(国立成育医療研究センター 医療型短期入所施設「もみじの家」ハウスマネージャー)
●講演「世田谷区の取り組みについて」
  保坂 展人氏(世田谷区長)
●「ミニコンサート」
  アートピアによる演奏
●スペシャル対談「『病、市に出せ』SOS発信をうながす格言と生き心地の良いコミュニティ」
  岡 檀氏×久保田 雅也氏
●閉会のあいさつ

講演会は主催財団理事のご挨拶のあと、10分間の映像から始まりました。
医療的ケアが必要なお子さんの“ある一日”をカメラが記録したものですが、ご家族が(24時間・365日)介護している様子が切り取られていました。難病のお子さんは寝たきりのため、親御さんが昼夜関係なくアラームをセットしてからだの向きを変えます。その姿は子を持つ親として、老親の介護経験がある身として他人事には思えませんでした。
別のお子さんの外出時の様子を映した映像も強く印象に残りました。リフト付き介護タクシーの送迎でお出かけするお子さんの姿やまわりの方々のお話から、いかに「出かける」ことが大切かを再確認したからです。
ご本人、ご家族の厳しい状況、将来を考えるうえで必要な制度、支援の在り方を考えさせられた10分間でした。

次に登壇された久保田先生は、医師になられる前にIT企業にお勤めされていたということで、多様な生き方を肯定されている印象を持ちました。久保田先生がおっしゃった「逃げることのススメ」は、逃げることが悪くないこと、そしてその言葉が小児神経医療の現場で病気の子ども・ご家族と対してきたからこそ出て来たものと伝わってきました。
「孤立し、病まないためには社会システム、世間体、世論等から『逃げる』こと」というメッセージは、私たち一人ひとりが向き合いたいテーマです。が、その逃げること、逃げる場がないのがこの日のテーマである重い病気を持つ子どもたち、ご家族にほかならないのでしょう。
その後久保田先生が「もみじの家」をご紹介し、自宅と病院以外の場所として選ぶ場があること(場の創成)の重要性を述べられました。

続いて登壇された内多さんは、「もみじの家」のハウスマネージャーを務められており、元NHKのアナウンサーとして広く知られた方です。
いくつかのエピソードの中で印象的だったのは、中学2年生の人工呼吸器をつけた少年の話です。
将来について考え始めていた少年は、初めて親と離れてひとりでの外泊を希望しました。そして「もみじの家」を利用することになったそうです。このエピソードは、「もみじの家」の存在が医療的ケアのみならず少年の自立への歩みをサポートし、かつ親御さんの心配や休息などをもサポートすることをあらわしていると感じました。ちなみに、この少年は将来「気象予報士」になる夢を持っているそうです。

次に登壇されたのは保坂区長です。
世田谷区の概要などを報告されたあと、医療的ケアが必要なお子さんは区内に「未就学児97人+就学児59人=156人」(平成30年4月現在)と話されました。次に区へ寄せられるご家族からのご要望に触れ、(設備や福祉サービスの問題で、区立の保育園に通うことができない現状から)「待機児童にすらなれない」という切実な声をご紹介しました。そしてそのような声に対して、区が取り組み始めた制度やサービス窓口、小冊子の配布等が紹介されました。
区は今後も保育所の視察や保護者・関係者との意見交換を定期的に実施する意向で、「ニーズに合う制度とサービスの実現に注力していく。同時に、住民の声を国に届けます」と話されました。

このあとは、会場にいらしていた方々を癒す「ミニコンサート」、はじめに講演された久保田先生と岡 檀(まゆみ)先生(統計数理研究所 医療健康データ科学研究センター 特任教授)のスペシャル対談「病は市に出せ」が行われました。
“日本一自殺率の低い町”、徳島県海部町(現海陽町)に暮らす人々・風土について調査された岡先生のお話は「コミュニティ」について興味深いエピソードばかりで、基調講演でキーワードとなった「逃げる」、「逃げ道」「逃げる場」のつくりかたに深く関わってくる内容でした。特に印象に残ったのが、海部町(現海陽町)は村社会的な秩序の維持ではなく、人々をひとつの道に縛らずに複数の「選択」ができるような人づきあい・状況になっているというお話でした。

医療的ケアを必要とする子どもは、全国に約17,000-18,000人いると言われています。
こうした子どもたち、そのご家族が社会的に孤立しないよう、子どもは保育所や学校で遊び、学ぶ。親は休息したり、出かけたり…を選択できる社会を目指したい。そして、私たち移動支援に携わる者もできることをお手伝いできれば、と思った一日でした。
このような会を開催された「重い病気を持つ子どもと家族を支える財団(キッズファム財団)」の皆様、ありがとうございました。
(チラシ画像は同財団。他はスタッフ・石黒)

 【お知らせ】
「重い病気を持つ子どもと家族を支える財団(キッズファム財団)」から情報をいただきました。
◆チャリティコンサート
美しいヨーデルの歌声と演奏をお楽しみください。
日時: 12月22日(土)13:30-14:30
場所: レストラン“つばさ”(国立成育医療研究センター12階)
料金: ¥2,000  全席自由
申込み: 財団ウェブサイトよりお申込みください。
(当日受付も致しますが、満席となった場合は、事前申込の方を優先と致します)
詳細は→https://kidsfam.or.jp/archives/2508
*チャリティイベントの収益金は、全額、重い病気を持つ子どもと家族を支える活動資金といたします。重い病気を持つお子さんやご家族もお気軽にお越しください。



13:41 | 投票する | 投票数(6) | お知らせ
2018/11/02

新人スタッフの「現場研修」を実施

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2018年の8月と9月、「そとでる」のスタッフが送迎の「現場研修」(同乗研修)を体験しました。
この研修は「そとでる」に入職して間もないスタッフが登録事業者様にご協力いただいて送迎に同行、デスクワークを離れて実際に現場の様子を体験するものです(不定期に実施)。

今回体験したのは7月に入職した岩尾ですが、事業者様の安全な運行やご利用者様とのコミュニケーション等を見て、移動困難な方を支える“足”である移動支援の役割を確認しました。
同時に、事務所での相談業務、配車業務を行う際のポイントや重要性を実感しました。



【主な内容】

・ご協力いただいた事業者:
1.ハンディキャブを走らせる会
2.赤堤介護タクシ―

・ご利用者様:
1. 透析のため定期通院の方(自立歩行)
2.通院の方(ストレッチャー)と付き添いの方…ほか

・体験:
ご利用者様へのお声かけ、車いすを後方から押す(平場)…など



【わかったこと】
・料金について:
実際に出庫の際にメーターを開始する(迎車分)動作を見ることで、料金体系について具体的に理解できました。

・コミュニケーションについて:
出発するときの基本的なお声かけ(メーターを倒すときなど)が、ご利用者様の安心と信頼につながると感じました。その他、あらゆる場面での適切なお声かけが重要だと思いました。

・ストレッチャーについて:
事業者さんがベッドの脇から車まで、細心の注意をはらってストレッチャーを押している姿を見て、豊富なご経験と集中力を感じました。

・車いす操作について:
少しだけ車いすを押させていただきましたが、介護するご家族のご苦労や求めていらっしゃることなどを想像する機会をちょうだいしました。

・目線について:
事業者、ご利用者様、「そとでる」スタッフそれぞれの目線(立場)で研修を体験できました。
事業者さんの目線では、安全・安心が一番、特にお声かけの重要性を感じました。ご利用者様の目線では、ご自身やご家族が安心しておまかせできる人かどうかなどが気になりました。
「そとでる」のスタッフとしては、ご利用者様の状態をあらかじめうかがっておくことの重要性や玄関前の段差(一段であっても、細心の注意を要する!)などの情報が大切であることを再確認しました。

・その他:
目的地に早めに到着したら、広めの道路に車を停めて待機することや、幅の狭い道路に停車する際・停車中に周囲への配慮を忘れないことなど、常に神経を使い、安全・安心を意識していると知りました。



【研修を終えて】
研修では、透析など初めて見ること、知らない世界ばかりで驚くことが多かったです。けれど、ご利用者様にとってはそれが「生活の中の習慣」であることを痛感しました。病院や施設など、ご利用者様が向かう目的地を知ることも配車や相談業務に関係すると感じましたし、私自身、高齢の両親がいることもあって「安心できる事業者さんにお願いしたい」と、自然に想像しました。
これからもこのような現場体験・同乗体験をさせていただき、見たこと・思ったことを業務に活かしていきたいと思います。



ご協力くださったハンディキャブを走らせる会様、赤堤タクシー様、お忙しいなか貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。今後とも「そとでる」スタッフに、ご指導・ご協力をよろしくお願い申し上げます。(まとめ:スタッフ・石黒)

15:01 | 投票する | 投票数(5) | スタッフ研修
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