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2022/06/15

親のサ高住手配で考えた~スタッフ体験記

Tweet ThisSend to Facebook | by:サイト管理者
「そとでる」のホームページ内、「スタッフ紹介」にあるように、「そとでる」は個性豊かなスタッフたちが仕事をシェアしながら、さまざまな業務に就いています。
今回の「スタッフブログ」はいつものブログと毛色を変えて、“スタッフのひとりが体験した出来事”をご紹介します。


こんにちは、スタッフの荒木です。今回は両親をサ高住(サービス付き高齢者住宅)に入れる手配をして考えたことを綴りたいと思います。

私の両親は2人で老後生活を気ままに送っていましたが、母がパーキンソン病で要介護1になったため、安否確認や生活支援サービスを受けられるバリアフリー対応の賃貸住宅「サ高住」に夫婦で入居することになりました。
有料老人ホームと違って自立(介護認定なし)の父も自由度の高い生活が送れ、入居時にまとまって払う金額も少ない、それでも状態が悪いときに身近で支援を受けられるというのは娘にとっても安心です。

ですが、数あるサ高住の中からどこを選ぶか。

これが父と私の毎日の電話、書簡のやり取りの主な内容となりました。
メールやネットもそれなりに使いこなしていた両親ですが、年齢と共にアドレスを忘れてしまったり、ネット検索の仕方がとんちんかんになったり、老眼鏡をもってしても細かい字と格闘するエネルギーが枯渇したり。

身近に居れば対面で話し合いながら進められることも、150km離れた場所に暮らしていて気軽に行ったり来たりはできない、こちらもまだ幼い子供たちが居る(しかも登校しぶりや発達の偏りがありケアが必要)、一人っ子の私しか対応する人間は居ない、そして、なにごとも母まかせだった父が予算の原資となる年金額を把握していない、そのなかで母も病気によるものなのか薬の副作用なのか幻覚が見えるようになり父もそれに翻弄される…と、混乱した日々を過ごしました。

結果的に父と電話での話し合いを重ねて施設は決まりましたが、「そとでる」に日々かかってくる福祉車両の依頼のお電話、移動の相談のお電話、その1つ1つに、私より数倍も何十倍もの「大変!」が詰まっていること、改めて心に染みました。

私たちにできることは多くはないかもしれないですが、生活のなかでの「大変!」が少しでも和らぎ、人に頼れる「安心」を少しでも感じていただければ幸いです。

移動の具体的な日時が決まっていなくても、「そとでる」のスタッフたちが「ご相談」をうかがいます。
どうぞ、お気軽にお電話ください。

(スタッフ・荒木)

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