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SPECIAL CONTENTS
「そとでる 10周年 記念企画

   

世田谷区福祉移動支援センター「そとでる」は2010年より現体制で運営してきました。
これを機に10年間を振り返り、より良き未来につなげていけるよう、記念企画をお届けします。

1.理事長挨拶


2.センター長挨拶


3.そとでるへのメッセージ
 ・世田谷区福祉人材育成・研修センター長 瓜生 律子様
 世田谷区役所 元担当職員(現在は障害福祉部障害施策推進課) 宮川 善章様
 ・特定非営利活動法人 ヒューマンハーバー世田谷 代表理事 隅 一清様
 ・世田谷区重症心身障害児(者)を守る会 会長 村井 やよい様
 ・世田谷区肢体不自由児(者)父母の会 平野 礼子様
 ・くらしの足をみんなで考えるフォーラム実行委員会 事務局長
  NPO法人かながわ福祉移動サービスネットワーク 理事長 清水 弘子様
 ・東洋大学ライフデザイン学部人間環境デザイン学科
 教授 高橋 良至様
 ・特定非営利活動法人 ほほえみながさき 理事 毛利 昌生様

4.事務局長のことば


5.座談会 ~「そとでる」10年のあゆみと未来

6.10年の沿革

7.今後に向けて

8.10周年記念会のご報告(後日掲載)

 

1.理事長挨拶

10周年のご挨拶

特定非営利活動法人せたがや移動ケア
理事長 吉田 正


 世田谷区福祉移動支援センター「そとでる」は、現体制になってから、10周年を迎えました。高齢者、障がいのある方、基礎疾患の有る方など、外出時にサポートを必要とする方々が、一回の電話依頼で福祉車両の配車を受けられる事などを目的として、世田谷区を始め、皆様のご理解、ご協力を得てスタートしましたが、当初の登録利用者300名程、登録事業者30事業者ほどが、現在では、登録利用者は8,000名を超え、事業者は100以上の登録があり、登録された福祉車両も200台を超えています。
 又、活動範囲も広がり、利用者の移動に関する講習会、事業者のサービス提供や安全確保の向上を図る研修会、利用者のおでかけの機会をつくる外出リクリエーションなどの実施により、多くの方から感謝のお言葉をいただいております。
これからも、区民の皆様が気軽にご利用できる「そとでる」を目指して参りますので、今後共なお一層のご意見・ご要望を賜りますよう、宜しくお願いします。

 

2.センター長挨拶

ご挨拶

世田谷区福祉移動支援センター「そとでる」
センター長 外池 孝晋

 このたび、世田谷区福祉移動支援センター「そとでる」創設10周年記念事業の一環として、「そとでる」のホームページ内に創設から現在までの記録を掲載させていただくこととなりました。

 10年という“節目”を迎えるにあたって、ご関係者様のお言葉や関係資料の収集等を編集し、これまでの「歩み」を掲載することで「そとでる」をご利用、ご協力いただいた皆様に感謝を申し上げたく思います。

 と共に、「未来」に向かう私どものメッセージを皆様にお伝えするべく、対談等のコンテンツを盛り込み、「そとでる」の“これから”に関心と期待をもっていただけるよう工夫いたしました。十分でない点もあるかと存じますが、本趣旨をご理解のうえご容赦いただけると幸いです。

 現在、誰もが大変厳しい環境の変化と向き合っております。
「そとでる」は、移動に困難な皆様のニーズにお応えできるよう、一層の努力を重ねてまいる所存です。何卒、これからもご支援、ご協力を賜りますようお願いし、併せて皆様のご健勝、ご多幸を祈念申し上げます。

 最後になりましたが、本コンテンツの編集にご協力いただいた関係者各位に厚く感謝の意を表します。
 

3.そとでるへのメッセージ

世田谷区福祉移動支援センター「そとでる」10周年に寄せて

世田谷区福祉人材育成・研修センター長
瓜生 律子

祝 世田谷区福祉移動支援センター「そとでる」10周年
 「そとでる」運営10周年おめでとうございます。皆様が、様々な工夫を凝らし、区民のため、移動支援にご尽力され、10年の歳月を重ねられたことは、大変、素晴らしいこととお喜び申し上げます。
 私は平成22~24年度、事業担当の障害者地域生活課長をしていたので、「そとでる」の皆様や移動支援従事者の方々との当時の交流を懐かしく思い出し、お祝いの言葉を述べさせていただきます。


「そとでる」の活動
 「そとでる」は一人では外出が困難な方々の「おでかけ」をサポートする介護タクシーや福祉車両の配車や相談を行い、誰でも気軽に「おでかけ」ができる仕組みを作ってこられました。この間、利用登録者は約500人から8,000人、登録事業者は50団体から110団体、配車件数は約1,200件から3,500件へと飛躍的に拡大していると聞いております。
 これも、地域のネットワークづくりや安全運転や介護技術の研修、おでかけサポーターズのボランティア活動、福祉有償運送運転者講習会など様々な活動を続けてこられた賜物と思います。そして、活動内容は、私どもが事務局を務めております「せたがや福祉区民学会」で毎年、発表いただいているので、広く区民や事業者の皆さんに知っていただいていると思います。  


新型コロナウイルスの蔓延、そして「そとでる」のこれから……
 誰もが安心して気軽に外出できる仕組みを推進するためには、地域のネットワークづくりや担い手の確保が大変重要となります。福祉人材不足が喫緊の課題となる中、新型コロナウイルスの蔓延により、地域の担い手不足はさらに厳しい状況と思いますが、活動の発展のために、区民・事業者・行政がともに力を合わせ、知恵を絞っていかなければと思います。
 「誰もが住みやすい世田谷」を目指し、課題解決に向け取り組んでいける地域づくりの推進に皆で取組んでいければと思います。
 「おでかけは『そとでる』で!」を合言葉…愛言葉に、さらに発展されることを祈念しお祝いの言葉といたします。

 
そとでる10周年おめでとうございます

世田谷区役所 元担当職員(現在は障害福祉部障害施策推進課
宮川善章

 平成18年度に福祉移動サービスの担当になり、区職員として“そとでる”の立ち上げ時期に関わらせていただきました。当時、移動困難な方のための「配車センター」構想があり、調整のため上司と一緒に国土交通省を訪問したり、具体化に向けて関係の皆さんと夜遅くまで意見交換したことなどが思い出されます。そうした経過を経てスタートした“そとでる”が、現在は、ケアマネジャーや相談支援専門員など福祉関係機関の皆さんに根付いていることを実感しています。

 今後とも、福祉有償運送や介護タクシー等の福祉移動サービスが、移動困難な方にとって身近で使いやすいものであり続けることを願い、“そとでる”の発展と関わる皆さまの益々のご活躍を祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。10周年、誠におめでとうございます。

 
創立10周年おめでとうございます

特定非営利活動法人 ヒューマンハーバー世田谷
代表理事 隅 一清

 私は、当初からそとでるのメンバーの一員として加わらせて頂いております。
それと言うのも、そとでるが区内に登録している介護タクシーを元にして、区内の移動困難者の外出支援をするのが当初の目的だったので、私たちNPO法人7団体の立場を理解して頂く為でした。

 当会は、発足してから今年で26年を迎えますので、利用者も固定して区の助成金対象になるトリップも問題なくクリアしています。
 介護タクシーの場合は、開業してもすぐには顧客の確保が難しい為、そとでるが間に入って移動困難者とジョイントする業務はお互いに助かるので、非常に良い事と喜ばれました。ベテランの事務局の鬼塚氏や、行政に詳しい望月氏等がメンバーにいるので、この10年間に著しい発展をして来ました。

 私も86歳になって、夜の外出もあまり出来ないので、この度宇津木氏にメンバーチェンジをしました。
 これから15年、20年を目指して頑張って下さい。

 
「そとでる」10周年おめでとうございます

世田谷区重症心身障害児(者)を守る会
会長 村井 やよい

 世田谷区福祉移動支援センター「そとでる」が設立10周年を迎えられましたことを心よりお祝い申しあげます。

 区のノーマライゼーションプランでは、「障害の有無に関わらず、誰もが住み慣れた地域で自分らしい生活を安心して継続できる社会の実現」という基本理念が謳われています。誰もが自分らしい生活を営む中で外に出て社会参加をしようとする時、移動困難な方にとっての移動支援の意義は大変大きいものと思います。

 我が家には全介助の重症心身障害の娘がおります。移動には車いす仕様の自家用車を使いますのでめったに移送サービスを使うことはないのですが、何年か前の雪の日にお願いしたことがあります。通院日の前日になり翌日の天気が雪との予報が出て、ノーマルタイヤの自家用車では危険と判断し、急遽「そとでる」に連絡し、雪の中を送迎していただいた、ということがありました。
 現在は老障介護の生活になり、免許の返上もそれほど遠いことではないと思います。今後どのような家族構成になるかは分かりませんが、移送サービスを受ける機会は増えてくるものと思います。

 10年もの長きにわたり、障害者や高齢者など移動困難な方々の足となって移動支援に尽力されてきましたことに心より感謝申しあげます。これから益々その必要性を増すであろう「そとでる」の一層のご発展を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。

 
10周年おめでとうございます

世田谷区肢体不自由児(者)父母の会
平野 礼子

 そとでるさん、10周年おめでとうございます。
 ハンディキャブを走らせる会を通しておつき合いするようになり、とても喜んでいます。今まであまり外に出る事が少なかった皆様も電話1本でお願いでき、ありがたく使わせて頂いています。なかなか自分で手配する面倒くささが、外に出かける機会を少なくしているように思っています。

 どの運転手さんも心よく接してくれ、安心に使うことが出来ます。
また父母の会でお願いした時も、心よく対応して頂きいつもありがとうございます。
 年に一度のおでかけ、今年はコロナで出かけられない時に、久しぶりに外の空気を吸うことができ、ありがとうございました。これからもずーっと、ずーっと続けて頂きたいです。

 
「そとでる」10周年 ─ 敬意と感謝の想いを

くらしの足をみんなで考えるフォーラム実行委員会 事務局長
NPO法人かながわ福祉移動サービスネットワーク 理事長
                                                                    清水 弘子

 「そとでる」10周年おめでとうございます。
外出が困難になった時どんな手段があるのか、いち早く相談機能を地域に開き、NPOや交通事業者の壁も越えて利用者本位の配車システムを構築されたことに敬意を表します。

 私は配車システムを勉強するために二度「そとでる」を訪問しました。一度目は神奈川県の職員と、二度目は交通事業者さんと。ひっきりなしにかかってくる電話に的確に応え、ていねいに利用する方の要望に沿うコーディネート(配車)をされている様子はまさに「仕事ができる集団」でした。でも、私が一番みなさんの人となりに触れることができたのは「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム」での時間だったと思います。

 フォーラムは2012年に始まり、交通事業者、研究者、行政職員、地域住民やNPOといったジャンルが違う人が、地域のくらしの足をどう支えていくのかを軸にして集まり、悩みを語り、解決のヒントを共有する場をつくってきました。その始まりの時から裏方として支えてくださったのが「そとでる」のみなさんでした。分厚い当日資料を印刷、大道具や気配りの利いた小道具を揃えて大荷物を会場へ運ぶ、忙しい受付を引き受けてくださって、おまけに参加費の集計も(計算が合わなくて大変でしたね!)。そして、綿密な取材と完成度の高い報告書。たいへんな事にも楽しそうに関わってくださる皆さんに心よりの感謝。
そして、益々のご活躍をお祈りいたします!

 
「そとでる」10周年によせて

東洋大学ライフデザイン学部人間環境デザイン学科
教授 高橋 良至

 「そとでる」発足10周年、おめでとうございます。
 「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム」にお誘い頂いたご縁で、送迎の際に問題となる階段や階段昇降機を見学させて頂いたり、本学学生の授業や研究にもご協力頂きましたこと、厚く御礼申し上げます。事務所見学の折りには、そとでるのシステムや実際の業務についてご説明頂き、僭越ながらよく考えられた仕組みであり、それが実際に動いている様子を目の当たりにして感銘を受けました。

 高齢化により移動困難者は増えていますが、移動支援を行うドライバーなどの担い手もまた、高齢化により不足しています。人の手でするべきこと、情報機器などで補えることを峻別して、少ない人数で安全や質の高い移動支援を提供する体制を整えることが、今後求められていくのかもしれません。

 「そとでる」が、これからも移動困難者のための移動支援サービスを継続的に行い、発展されることを祈念致しております。

 
世田谷区福祉移動支援センター「そとでる」10周年に向けて

特定非営利活動法人 ほほえみながさき
理事 毛利 昌生

 この度「そとでる」が活動10周年を迎えられたことを、心よりお祝い申し上げます。
世田谷区を中心に障がい者や介護及び支援が必要な移動困難な方々に対し、介護タクシーやNPOの移動サービス事業者と共に移動支援活動を続けておられるとの事、本当に頭が下がります。

 私と「そとでる」の関わりは平成26年に、福祉有償運送運転者講習会に参加してからのお付き合いになります。当時NPOで送迎ボランティア運転手をしながら、「そとでる」の事務所にお邪魔させていただいていました。

 「そとでる」のスタッフは皆明るく、かつ個人々のスキルが高かった事を覚えています。その能力を生かして配車・移動相談のみならず、各種講習会や研修会の企画・運営に協力されており、私もわくわくしながら参加させていただきました。
今ではすっかりおなじみの「くらしの足を考える全国フォーラム」の事務局のお手伝いや、おでかけツアーの企画やサポートをするボランティア 「おでかけサポーターズ」への参加など、「そとでる」での活動は本当に「福祉」と「移動支援」のてんこ盛りだった事が記憶に残っています。

 私はその後故郷の長崎に移転し、こちらで福祉有償運送や障がい者施設の移動支援のお手伝いをしています。あの時「そとでる」に出会って得られた障がい者支援の心が、今も生きていると感じています。そして現在も「そとでる」のメンバーが主催しているオンラインミーティングで、長崎から気軽に意見交換や情報交換に参加できるのが嬉しくかつ心強く思っています。

どうぞこれからも「そとでる」が増々発展されますよう、更なるご活躍をお祈りします。

 

4.事務局長のことば

10年を振り返って

特定非営利活動法人せたがや移動ケア
事務局長 鬼塚 正徳

 この10年を振り返ると、そとでるスタッフの中学生だったお子さんたちもすでに社会人になり、一緒に活動してすでに鬼籍に入られた方々のお顔も浮かびます。あっという間の10年だったとも言えますが、色々な変化や、みんなでやってきたことの積み重ねが現在のそとでるの活動を作り上げてきました。

 「せたがや移動ケア」は、世田谷区福祉移動支援センター(そとでる)を市民団体として運営するために3年の準備期間を経て発足しました。このそとでるは当初、認知度が低かったのですが、現在は毎月80人以上の新規の利用者登録があることで、ようやく区内で頼りにされる存在になってきたように思います。

 これは、これまで夜の運営会議や安全の研究会に参加してくれた理事さんや、現在月300件を超える配車依頼を受けているそとでるのスタッフの尽力と、利用者や介護タクシーや移送NPOのみなさん、関係する区職員の方々や、そしておでかけサポーターズのみなさんのご協力とご支援のおかげです。

 そとでるは配車以外にも、人材育成の運転者講習会や安全運転の事業者研修、また利用者や事業者のアンケート調査などをはじめ、おでかけサポーターズのおでかけイベントの支援や、ふれあいフェスタや雑居まつりの500円送迎などを実施してきました。また、東日本大震災の時はわずかでしたが世田谷から現地へ救援物資や燃料を運んだり、現地の様子のレポートなどに取り組んだこと、東大や東洋大で開催されたくらしの足をみんなで考える全国フォーラムの事務局を担当したことなどを思い出します。そして、これらに一緒に取り組んでくれたそとでるのスタッフと関係者には感謝しきれません。

 今後も、多くの方々と一緒に、車両を利用した移動手段を地域に提供することを軸にして、「だれもが自由に外出できる地域共生社会の実現」を目指したいと思います。