2019年8月27日(火)、
「2019年 第1回 スタッフ向けミニ研修会─こころとからだの自己管理術~ 季節、年齢にあわせた自己管理術」を開催しました。
(時間:14:30~16:00、於:移動サポート八幡山リビングルームにて)
8月も終わりということで、「季節」、「季節の変わり目」に焦点をあてた自己管理術を教えていただいたほか、「食養生」についてもうかがい、季節に合った食材の調理法など、“一人ひとりの身体に合った向き合い方”をさぐっていきました。
【研修会から】

「こころとからだの自己管理術」第3弾となる研修は、まず参加者全員の自己紹介から始まりました。トップバッターはしいね先生、そのあとスタッフが一人ずつ名前を名乗り、しいね先生から出された「最近あった楽しいこと」というテーマについて話していきました。
懐かしい友と再会した話、お盆休みの話、展覧会、トークショーの感想、などさまざまな話が披露されたなか、「職場に来るのが楽しい」というスタッフが複数名おり、多様な「楽しい」を新鮮に感じました。
また、しいね先生手作りの小冊子(各自、書き込む欄がもうけられている)や資料を読んだり、体操をしながら、「自己管理術」を学びました。
「小冊子」
●からだレシピをつくる●バランスをとる
●わたしだけのリセット術(こころ、からだ)
●体操(三方向の軸をととのえて、からだ本来の力を出しやすくする体操)
●世界にひとつのレシピ(季節ごとにつくってみる)
「資料」
●季節と身体
土用・季節の変わり目/夏土用/秋土用/冬土用/立秋から秋(立秋、立秋の冷えサイン、かんたん冷え対策)/秋・肺の季節/躁と躁邪/秋の養生/バランスが良い状態… ほか
「体験」
●秋のバランスをととのえるための体操
股関節をひじで押し、からだをねじる/身体の前面を伸ばす… ほか
●こんにゃく温湿布
毎回、好評の「こんにゃく温湿布」(温めたこんにゃくをタオルでくるんだもの)を体験しました。
●話しかけと手当て
目を閉じて温湿布を体験中の参加者一人ひとりに、しいね先生が話しかけていきました。それぞれ、からだの不調や、最近感じていることなどを話し、それに対してしいね先生がアドバイスをくださったり、手を当てて気づいたことを教えてくださいました。
今回の研修会は例年に比べて30分短いということもあり、「もう終了?」「もっと、しいね先生のお話をうかがいたい」という声があがりましたが、各自、1時間半の中で受け取ったものは大きかったようです。
毎日、自分のこころとからだに向き合いながら、良い状態で仕事に取り組んだり暮らすことのできるヒントをいただいた研修会でした。しいね先生、ありがとうございました。
【受講者の声から】
・印象に残ったのは、「内臓の疲れには食べ物をよく噛むことが大事」とのことです。また、体のバランスをとるためには、自分の体と向き合い こころと体の声を聞くことが大切であることがわかりました。
・夏の暑い時期に冷房や冷たい飲み物、食べ物ばかりだと、秋になると身体が違和感を感じてしまうため、なるべく温めることが良いということを知りました。また、こんにゃく湿布をはじめ、温めることが心身のリラックスやリセットにつながり、大切なのだと感じました。
・研修会で一番印象に残ったのが、「よく噛む」ということでした。よく噛むことはダイエットにいい! 脳の刺激にもいい! 歯を丈夫にするからいい! 便秘にもいい!と聞いていたのですが、よく噛むことで内臓が温められて冷え対策にもいいと初めて聞いて、本当に良く噛むことはいいことだらけなのだと思いました。・しいねさんのお話はいつも勉強になり、もっといろいろと聞いてみたいと思います。
・多少の体調の変化(ゆらぎ)があっても、こじらせず上手くバランスを取って行くことが大切だということがわかりました。冷え乾燥などに対する対処法や、むくみの解消には血の巡りをよくするためにこんにゃく温湿布でお腹、腰、首の後ろを温めると良いということもご指導いただきました。
・小さな体調の変化に気をつけつつ、折々に実践して体調を整えて日々過ごせるように心がけたいと思います。
・「ゆらぎ」というものをなんとなくマイナスのイメージでとらえていたので、「からだの声を聴くきっかけ」という考え方は新鮮でした。
・年と共に、友人、知人と「病気」の話をすることが多くなりますが、「こんな整え方があるよ」というようなポジティブな会話をしていきたいと思いました。また、長く働かなくてはいけない現代だからこそ個々の智恵をもちよるということが大事だと思いました。しいね先生の研修会は、そんな「場」づくりのヒントにもなっているようで、ありがたいです。

(写真・まとめ:スタッフ・石黒)