八幡山一丁目だより
キッズ、YA(ヤングアダルト)におすすめの本
─ 家族、老い、介護を中心に No.3
こまったとき、相談できる ともだち。
うれしいとき、かなしいとき、そばにいる ともだち。
本をひらくと、そんなともだちに出会えるかもしれません。

福祉車両は、
バリアフリー化がおこなわれた
自動車とも考えられます。
(本文より)
「生産・環境・福祉 日本の自動車工業
5.福祉車両とバリアフリー」
鎌田 実 監修
岩崎書店(初版:2015年3月20日)
*本書は、全5巻のうちの1冊です。
(小学校中高学年から)(*本文より引用)
あなたは、「福祉車両」(ふくししゃりょう)ということばを聞いたことが ありますか?
「そとでる」のホームページで、このページを読んでいるあなたなら、
「福祉車両」を知っているかな?
もしかしたら、家族や あなた自身が利用しているかもしれません。
まちなかで見た人も いるかも…。
手元の教科書を開くと、
小学1年生で「じどう車くらべ」、「じどう車ずかん」を、
5年生では「過ごしやすい町」について勉強し、
街の中のバリアフリー、交通バリアフリーなどを学ぶ、とあります。(光村図書出版より)
この本には、「調べ学習」に役立つ、
「福祉車両とバリアフリー」のことが くわしく書いてあります。
・福祉車両とは ・介護式福祉車両 ・自操式福祉車両 ・いろいろな福祉車両 |
これら「自動車と福祉」のかかわりを学びながら、
からだが不自由な高齢者の乗り降りや、
からだに障がいをもつ人の乗り降り、
運転に求められる自動車がどのようなものか…を考えていきます。
おや、「自動車、大好き! でも、文章を読むのが苦手…((-_-;))」という
乗りもの好きさん。
ちょっと まって!
写真がたくさんあるから、
車いすのまま、乗ったり、降りたりする仕組みなどもわかりやすいですよ!
「福祉車両」のひみつをいっぱい読んで、
「乗りごこちは どんなかな?」と 気になる人。
「これから、どんな自動車が開発されていくんだろう」と 未来が気になる人。
もっと、「福祉」について知りたい!人。
この本をきっかけに、学校の勉強以外でも、
家族や まわりの人と話しあえたらすてきですね。
今回は「調べ学習」に役立つ本を紹介しました。 学校図書館・公共図書館の「5類」(工業・環境)の棚をさがしてください。 「3類」(社会科学)の「福祉」も、あわせて調べると良いでしょう。 (むずかしかったら、近くの大人に聞いてください) 監修の鎌田 実さんは、高齢社会におけるまちづくり、交通、生活支援工学などの研究者で、本の発行時、東京大学大学院教授をされていた方です。
・キーワード:福祉 環境 高齢化社会 |
(スタッフ・石黒)(イラスト Copyright @ISHIGURO 2021)