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2014/11/26

くらしの足をみんなで考える全国フォーラム2014

Tweet ThisSend to Facebook | by:サイト管理者

今年も参加!「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム2014」


2014年11月8日(土)、9日(日)の2日にわたって、
「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム 2014」が開催されました(於:東洋大学白山キャンパス1号館(東京都文京区白山5-28-20))。


(主催:くらしの足をみんなで考える全国フォーラム実行委員会/実行委員長 鎌田 実(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授・交通政策審議会委員)。共催:交通エコロジー・モビリティ財団。協力:東洋大学。メディアパートナー:(株)東京交通新聞社。後援:国土交通省、厚生労働省、全国社会福祉協議会、東洋大学国際共生社会研究センター、日本民営鉄道協会、日本バス協会、全国ハイヤー・タクシー連合会、全国福祉輸送サービス協会、DPI日本会議、市民福祉団体全国協議会、全国移動サービスネットワーク)


命を守る通院や日々の買い物に困難を抱える人々が少子高齢化や過疎化によって全国で増えています。
そのような「移動の問題」を抱える当事者、行政・社協職員、学識研究者、NPO関係者、福祉・介護・医療の従事者、研究者、バス・タクシー事業者等が集まり、皆で問題解決の糸口を探し、出会い、語り合うために始まった「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム」ですが、今年度の開催は3回目になります。


世田谷区福祉移動支援センター「そとでる」の運営母体であるせたがや移動ケアはこのフォーラムの事務局となっており、鬼塚 正徳「そとでる」事務局長のもと、準備から取材、Webサイトまで、お手伝いさせていただいています。
今年は「そとでる」のスタッフが会場で事務局スタッフとして動いたほか、2日目に行われた「ポスターセッション」で発表させていただきました。また、「ラウンドテーブル」にも参加いたしました。
昨年の参加者214名を上回る約270名の方が参加した本フォーラム。参加スタッフの感想をご報告いたします。


【主な内容】
(詳細は、近日公開予定の「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム 2014」のサイトをご覧ください)


 第1日目:平成26年11月8日(土)  13:30~19:30
●●セミナー

◆セミナー(講義)
地域公共交通の現場は、激変する制度をどう使いこなすか?
(交通政策基本法・地域公共交通活性化再生法・タクシー特措法・地方分権一括法を踏まえて)
 講師:加藤 博和氏(名古屋大学大学院環境学研究科准教授・交通政策審議会委員)

◆ワークショップ(参加者意見交換)
ほか


 第2日目:平成26年11月9日(日)  9:30~16:45
●●フォーラム


◆基調講演+対談
基調講演:「くらしの足」を考えるための勘どころ~「遅延」交通から「地縁」交通への転換のすすめ
大井 尚司氏(大分大学准教授)
対談(大井 尚司氏(大分大学経済学部准教授)、阿部 政貴氏(西日本鉄道(株))「西鉄バスグループの取り組み」)
ほか


◆ポスターセッション(プレゼンテーション)
ポスターセッションは、「そとでる」を含む23団体が参加しました。「情報発信したい」方々、「発信している人と話したい」方々が3つの部屋に分かれました。全国各地での「くらしの足」に関する取り組みを知ることができる和やかな会場で、スタッフは「そとでる」の活動や仕組みを皆様にご紹介しました。
また、新しく知り合う団体、久しぶりに再会する団体と過ごさせていただく時間のなかで、さまざまな活動やPRの方法について多くを得ることができました。


[スタッフの感想]
・「利用者の要望に対して、配車数は足りているのですか?」というご質問に対し て、登録事業者数70超えの現状を説明し、緊急依頼を含めて配車のお断りをしないようにしていること。センターで配車が難しいケースでも、他の機関を調べたり、紹介することを心がけているとお話ししました。また別の方から、一般タクシーとの料金の違い、NPO団体の存在、介護保険を扱う事業者の確保等のご質問もいただいたため、私自身の「ふりかえり」になったと思います。


・配車予約以外の業務として、利用者様とのコミュニケーションをとる企画や、スタッフ、登録事業者のための研修会、相談事業などに関しても興味をもっていただきました。また、「活気的に行なっている」というご感想もいただきました。


・同じ室内の「特定非営利活動法人 移動支援Rera」(東日本大震災被災地の移動支援を行なっている)さんのポスターセッションでお聞きしたことが、勉強になりました。パンフレットの作りが明るく好感を持てたので質問すると、「どんなに内容の良い記事であっても、読んでもらわないと意味をなさない。それには、目を引くデザイン性は必要」とおっしゃっていました。
「手に取って中身を見て知ってもらうことは、より多くの方々に団体を理解してもらううえで大事な点の一つ」と改めて感じました。


◆ラウンドテーブル
新たな企画として行なわれた「ラウンドテーブル」は、4つのテーマに分かれていました。業務に活かすことができる情報はないか? 新たな知識や実践から刺激を受けたい! と、「そとでる」のスタッフは、テーマ1と3を中心に参加しました。


「テーマ」
1.「くらしの足を守る」人をどう育てるか :事業の担い手や行政担当者を、地域でどう育て、確保するか
座長:大井 尚司氏(大分大学経済学部准教授)


[スタッフの感想]
・参加して、とても面白かったです。問題点として、「横のつながりが難しい」ことや「担い手の高齢化(NPO、タクシードライバー等)」「ドライバーに対してのイメージ」などがあげられたが、人を育てるのに必要なのは、「役割分担を適切に」することや、「行政と交通事業者、NPO団体の関係を深める」こと、「「縁」:やる気のある人、所をつなげる」こと、「目的を明確に「複眼の目」を持つ」こと等々、どれもなるほどと思うことばかりでした。

 

2.デマンド交通の将来を問う:システム、公共交通計画、事業・実務をどう連携させるのか
座長:吉田 樹氏(福島大学経済経営学類准教授)


3.交通弱者の外出支援は誰が担うのか :厚労省の総合事業からUDタクシーまで、これからの担い手は
座長:鎌田 実氏(実行委員長・東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)


[スタッフの感想]
・鎌田座長のもと、公共交通機関だけで外出できない「交通弱者」の担い手について、行政の方も交えて、福祉タクシー、UDタクシー、NPOの方々から、それぞれ抱える問題や、今後について話し合われました。交通が不便なところに住んでいる方は、低栄養になる傾向があるということ。また大和市役所では親しみやすいキャラクターのコミュニティバスを4路線運行し、行先も“行きたくなるルート”を選定したとのことで新鮮なお話でした。
移動について、「車に乗るだけが移動ではない」とおっしゃった方もいて改めて実感したり、「パーソナル・モビリティー・ビーグル」など、新たな交通手段の開発、普及も楽しみとなりました。


・多様な取り組みが報告され、そのどれもが誠実な「良くしたい」という想いに支えられていると感じました。が、あまりに多様なため、個々の紹介で終わってしまうのかと感じていたところ、鎌田先生が「それぞれを組み合わせること。連携すること」という視点と、「まちづくりや人のくらしを『交通』だけで実践していくのは限界にきている。根本から発想の転換をしたい」とおっしゃったのが印象に残りました。まちづくりの事例としては、大和市職員の方がお話しされた『移動が楽しいまち・やまと』(大和市総合交通施策)
が参考になりました。
また、移動支援、生活支援をしていく際に生じる問題のひとつとして「認知症」のご利用者様の増加を要素としてあげている発言者がいらっしゃり、もう少し詳しくお聴きしたいと思いました。


4.公共交通事業の経営はどうする:経営者・行政担当者・住民・関係者が本音で意見交換する
座長:宮崎 耕輔氏(香川高等専門学校准教授)


◆まとめ
加藤 博和氏(副実行委員長・名古屋大学大学院環境学研究科准教授)

「公共交通や移動の確保は、ここ何十年もマイナス思考、負のスパイラルである。しかし“「くらしの足」をなんとかしたい”という想いの実現には、世の中をおおっているマイナス回転をプラス回転にすることが必要だ」と、加藤 博和副実行委員長の発言がありました。
「また来年、互いの成果をポスターセッションで発信しあいましょう」というお言葉もあり、参加者は再会への期待に胸をふくらませました。






[スタッフの感想]
・この大きな交流を深める企画が、それぞれの団体、機関で細かな対応への向上要素となる原点のように感じました。ありがとうございました。


・今年で3回目ですが、年々参加者同士の交流が深まって、年に一度の“お祭り”を楽しんでいるような印象を受けました。


・取材中にお声をかけていただくことがあり、スタッフを覚えていらっしゃることに驚きました。それぞれの地域でそれぞれに「くらしの足」の問題解決に向けて取り組んでいる方や興味をおもちの方だからこそ、他者に対して人懐こく接してくださるのでしょうか。コミュニケーション能力や、好奇心に満ち、「なんとかしたい!」という想いであふれる参加者の皆様を少しでも見習いたいと思いました。この日、フォーラムで得たものが、成功体験やプラス回転につながっていきますように……。今年もまた、たくさんの「出会い」「気づき」をありがとうございました。


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