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SPECIAL CONTENTS
「ウィラブ世田谷 
 そとでるへの応援メッセージ

   

●内多 勝康氏 インタビュー

世田谷区にご縁のある「SPECIAL」な方をお訪ねし、「そとでる」へのメッセージをいただく「ウィラブ世田谷」。第8弾は「もみじの家」ハウスマネージャーの内多 勝康さんをお訪ねしました。


国立研究開発法人国立成育医療研究センター「もみじの家」(世田谷区大蔵2-10-1)は、人工呼吸器やたんの吸引などが必要な医療的ケア児とそのご家族のための医療型短期入所施設です。内多さんはハウスマネージャーを務めていらっしゃいますが、元NHKのアナウンサーということもあり ご存じの方も多いでしょう。
お時間をいただいている間、終始笑顔の絶えない内多さんに「もみじの家」、「医療的ケア児」について、将来の「夢」などをうかがいました。


医療的ケア児: 生活するなかで医療的ケア(人工呼吸器やたんの吸引など)を必要とする子どものこと。
新生児医療の発達に伴い
NICU(新生児集中治療室)が増設されて救命率が上がった一方、
退院後も医療的ケアを必要とする子どもの数が増加傾向にある。

訪問者・世田谷区福祉移動支援センター「そとでる」:望月 明夫
(サン・ゴールド介護タクシー望(のぞみ)NPO法人せたがや移動ケア・副理事長)


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内多 勝康(うちだ・かつやす)氏 プロフィール

1963年、東京都生まれ。
東京都立竹早高校卒業後、東京大学入学。
1986年教育学部卒業後、アナウンサーとしてNHKに入局。
「首都圏ニュース845」「生活ほっとモーニング」のキャスターなどを務める。
50歳を目前に専門学校へ入学。かねてから関心を持っていた福祉分野について学んだ後、2013年、国家資格である社会福祉士の資格を取得。
2016年3月、NHK退局。
2016年4月、国立成育医療研究センターの「もみじの家」(医療型短期入所施設)ハウスマネージャーに就任。

現在は「もみじの家」ハウスマネージャーの職務のほか、「医療的ケアが必要な子ども」の存在を伝える講演活動を行っており、「高齢者に『介護保険』制度があるように、医療的ケア児にも社会で支える新しい制度を!」と呼びかけている。
主な著作に『言葉はライブだ!』(岩崎書店)、『「医療的ケア」の必要な子どもたち─第二の人生を歩む元NHKアナウンサーの奮闘記』(ミネルヴァ書房)。


*『「医療的ケア」の必要な子どもたち─第二の人生を歩む元NHKアナウンサーの奮闘記』の印税は、必要経費を除いて「もみじの家」に寄付される。



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─ 世田谷発─
ひろがれ! 第2、第3の「もみじの家」



■「もみじの家」は ホッとするわが家

望月 私は元々、中学校の体育教師で、後半は世田谷区教育委員会の社会教育主事として、幅広く生涯学習に関わらせていただきました。定年退職後に介護タクシーを始めて8年になりますが、中学校の教え子のお子さんが「もみじの家」の利用者であったり、障がいがある子どもたちの移動支援をする機会が増えております。
今日はぜひ、内多さんのお話をお聴きして、移送する立場や「そとでる」の活動にも活かすことができればと思います。



内多 そうでしたか。見学に来ていただいた際にお伝えしましたが、「もみじの家」を利用される方はご自分の車でいらっしゃる方が多いです。今まで「そとでる」さんとおつきあいさせていただく機会はありませんでしたが、お車が必要な方がいらしたらご連絡させていただきたいと思います。




望月 ありがとうございます。「そとでる」の加盟事業者は、106(介護タクシー、NPO等)にのぼり、192台ほどの福祉車両が動いています(2018年10月)。現在、ご相談や配車のご依頼に月300件以上対応しています。そのうち新規の登録利用者は毎月約80名もあります。


内多 移動支援をお願いしたいと思って「どこに連絡したら良いかわからない」というときに、大変助かりますね。


── 「そとでる」のミッションは「“誰もが自由に外出し移動できる世田谷”にするために」ですので、まだご存じない方々にお知らせしていきたいと思っております。
また「そとでる」では、「おでかけサポーターズ」というボランティアグループ(登録メンバー)にご協力いただき、「おでかけツアー」や「研修会」等を開催しています。
「もみじの家」では多くのボランティアの皆様がご活躍とうかがっておりますが、こうして室内に一歩入ったとたん安心できる「場」を実感できるのも皆さんのお力のたまものでしょうか。


内多 現在、約100名のボランティアの方に活動していただいていますが、細かいところまで気配りしてくださるので大変ありがたく思っています。
母体である国立成育医療研究センターはボランティア活動の長い歴史があり、その経験・実績を「もみじの家」で活かしていただいています。具体的には面接、登録、研修等を経て、受付、掃除、読み聞かせ、見守り等々、多岐にわたるサポートをしていただいています。(現在、ボランティアの募集は行っていません)


── ありがたいですね! 開設は2016年とのことですが。


内多 2016年4月に開設しました。オープンの1年前に準備室を立ち上げ、準備室メンバーが世界初の子どもホスピスとして知られている英国の「ヘレン&ダグラスハウス」へ見学に行きました。大変参考になったと聞いています。


── 「ホスピス」というと、日本ではどうしても“終末期ケア”をイメージしがちですが…。


内多 「ホスピス」という言葉の元の意味は違っていたようですね。
中世のヨーロッパで、キリスト教の巡礼者が遠方から聖地を目指す途中、疲れ果て病気になったとき、休息や治療のために宿泊した修道院や教会を「ホスピス」と呼んでいたそうです。
このような歴史から、看護にあたる人の献身と温かいもてなしを「ホスピタリティ」と呼ぶようになったらしく、英国では基本的に「癒しの場」の概念で「子どもホスピス」と言っているようです。ただ、日本ではなかなかその概念がなじまないので、私たちは「医療型短期入所施設」という呼び方をしています。


── 医療的ケアはもちろん、「癒しの場」、福祉的な役割が根っこにある施設なのですね。
私が見学させていただいた際に特に印象に残ったのは居室、浴室でしたが、そういった「生活の場」を普段の暮らしのような安心感でご利用いただくことができる。かつ、「癒しの場」として休息できる環境になっていることが素晴らしい!と感じましたが、先ほどのお話をうかがって納得いたしました。


内多 はい。利用中の子どもとご家族にとって安心でき、ホッとする“第2のわが家”になることを目標としています。24時間365日、医療的ケアに追われている親御さんの心身の疲労やストレスを、もみじの家にいる間だけでも軽くしたい、と思っています。

  
 1階・畳のある個室。  1階・一般浴室。ジャグジーが楽しめる。



── ご利用状況はいかがでしょうか?


内多 ご利用されたご家族は、2018年4月に延べ1,000組となりました。
「利用したい」と希望するご家族には、あらかじめお子さんの登録をお願いしていますが、こちらは2018年2月に500名を超えました。現在、登録面談のご予約は、成育医療研究センターにかかりつけでない場合は3年待っていただかなくてはいけない状況になっています。


── それだけニーズが高いのですね。ホームページを拝見すると、「空床カレンダー」など、欲しい情報を入手できる安心感もあり、内多さん、スタッフの皆さんの工夫と情報発信のきめ細やかさを感じます。


◆国立成育医療研究センターの医療型短期入所施設「もみじの家」

開設:障害者総合支援法に基づき、2016年4月に開設。
利用者:主に医療的ケアが必要な子ども(0歳─19歳未満)と家族。
毎月1回、最長で9泊10日滞在可能。
ケア体制:ハウスマネージャー、医師(病院と併任)、看護師、保育士、介護福祉士、
事務のほか、ソーシャルワーカー、リハビリスタッフ、薬剤師(共に病院と併任)。
施設:1階に居室(家族が共に泊まることのできる個室が5つ。3人部屋が2つ。病児は最大11名)、共用ダイニングキッチン(家族同士がゆったりとコミュニケーションをとることができるスペース)、浴室(機械浴室と一般浴室の2つ)。
2階にプレイコーナー(絵本やおもちゃなどがある)、「センサリールーム」(五感をやわらかく刺激し、育む部屋。ミラーボールやウォーターベッドなどがある)。

*詳細はお問い合わせください。
    ⇒ 受付:月─金(祝日除く)9時─17時。TEL:03-5494-7135(直) 
   



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