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2021/09/14new

本の紹介「おとうさんの手」

Tweet ThisSend to Facebook | by:サイト管理者
八幡山一丁目だより

キッズ、YA(ヤングアダルト)におすすめの本
 ─ 家族、老い、介護を中心に No.5

こまったとき、相談できる ともだち。
うれしいとき、かなしいとき、そばにいる ともだち。
本をひらくと、そんなともだちに出会えるかもしれません。


りょう手を おもてに したり、
うらがえしたり して、
じっくり さがして みた。
でも、耳なんか、どこにもなかった。
(本文より)




おとうさんの手

まはら 三桃 作/長谷川 義史 絵
講談社(初版:2011年5月24日)
(小学1年生から)


目の見えないおとうさんが見せてくれる、あざやかな景色と、家族のたしかなつながり。
(講談社ホームページより)


おとうさんは、かおりが赤ちゃんのころ、交通事故に遭い、目が見えなくなりました。
いま、おとうさんは 針治療の仕事をしています。

かおりが学校から帰ると、おとうさんはラジオをきいていました。
「おかえり、かおり。」と言ったおとうさんに、
かおりは「どうしてわかったの?」とたずねます。
すると、おとうさんは「かおりの においが、するんだよ」と答えました。

においや 音、指先の感覚などが とても敏感な おとうさん。
たとえば、裏の家のおばあちゃんの背中を指で押すと、痛い部分がわかってしまう。
「せなかが、おしえて くれるんだよ。ここに、さして ちょうだいって、こえが するんだ。」なんて、ふしぎなことを言うのです。
かおりは おとうさんの手をにぎって、よーく 調べますが、耳なんてついていません。

そうかと思うと、「かおり。もうすぐ、雨が ふるぞ。」と言う おとうさん。
あわてて ベランダに干してあった洗濯物をとりこむ かお。なんで わかるのかな?

かおりは、ためしに 目を つぶってみました。
雨の 音。道路を 走る車。しぶきが はねる 音。
鳥の 声。

かおりと おとうさんの話を読みながら、
私たちも一緒に 目をつぶるとよいかもしれません。
そして、耳を すましたり。においを かいだり。

本の最後のページ。私たちに見えたのは、さて なんだったでしょうか。


今回ご紹介した本には、視覚障がいがある家族が登場します。
もし、小さな子どもたちから「目が見えないこと」について質問されたら、
この一冊をきっかけにするのはいかがでしょう。

小学校低学年の児童にも、大人にも等しく伝わってくることがあると思います。
文章とさし絵から伝わる「家族愛」が、こころをとらえます。
・第13回 家の光童話賞「きこえてくるよ」を、改題・改稿。
「どうわがいっぱい」シリーズ
・キーワード:家族  視覚障がい  仕事


(スタッフ・石黒)(イラスト Copyright @ISHIGURO 2021)


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