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2016/04/11

高橋教授、「階段昇降」「そとでる」を見学!

Tweet ThisSend to Facebook | by:サイト管理者

2016年3月17日(木)、
東洋大学 ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科  教授・高橋 良至様
“階段昇降の現場”を調査するために、世田谷へいらっしゃいました。


毎年「そとでる」が協力・参加している、
「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム」の実行委員でもある高橋教授に、
「車いす利用者の階段昇降に簡単に対応できるような安価な機械はできませんか?」と話したご縁で、
階段昇降機を必要とする現場を調査、見学してもらうことになりました。


また、高橋教授が「高齢者らの介護予防や自立的な移動をサポートする走行アシスト車両」(2014年)
というご研究をされたことから「階段昇降」のアシストに興味をもってくださり、この日の“現場訪問”が実現しました。



午後一番、京王線・明大前駅からスタートした調査。
まず、階段の昇り降りが大変な「区内のエスカレーターがない集合住宅」の階段まわりの環境を数箇所、調査しました。

  
 集合住宅を案内する鬼塚事務局長と、高橋教授 階段の幅、踏面、蹴上や手すりに注目


さまざまな角度からの写真を撮るだけでなく、歩いたり、触れたり…
本格的な調査では、メジャーを使って計測するそうです。


   


次に訪れたのは、「そとでる」登録事業者のNPO法人「はぁと世田谷」様です。
理事長・御園生 久義さん、スタッフ・井坂 慎さんのご協力により、
階段昇降機・スカラモービル(ドイツ生まれの「車いす用階段昇降機」)を体験させていただくことになりました。


最初にスカラモービルの構造や使い方について井坂さんよりご説明いただいたあと、
実際に操作する姿を見せていただきました。


普段から操作をしている井坂さんが、スカラモービルを使って階段を上り下りしてくださいました。


高橋教授も、操作に挑戦!
 「操作は初めて」とのことですが、滑らかな動きです。

さらに“ご利用者”の立場となって、車いすや機械の動きを体験。“安全”についても確認しました。

  


階段昇降の会場を提供してくださったアパートの自治会理事
(NPO法人環境福祉ソリューションセンター・岡野 正理事)も、一緒にご見学。


スカラモービル操作時の注意
(上り下りで最初の動作が異なる。乗っている方の重心をなるべく車軸に載せると、力が少なくすむ…等)や、
重量(約40kgのうちスカラモービルは25kg)、介護保険利用時の1か月当たりの金額(1割負担:約6千円)…等々、
質疑応答の時間をもちました。



さて、約1時間のデモンストレーション、体験の時間を経て、高橋教授のご感想は…?

「機械として良くできていると思います。
単純に思える階段昇降ですが、階段は人間の歩行動作に合わせて作られています。
階段昇降の難しさは“車いすが通れない場所は、ほかの物も通れない”ということ。
動作、空間など、さまざまな問題点を探っていきたいです」


高橋教授のような研究をされている方が、現在使われている階段昇降機を調査し、体験することから、
「誰もが扱いやすい移動のための機械」「どんな階段も大丈夫な機械」が誕生したら…
と想像すると、ワクワクしますね! 私たちもご協力できることをしたいと思いました。

貴重なお時間を使ってご協力くださった「はぁと世田谷」の皆様、
ありがとうございました。




階段昇降の現場を後にして、次に私たちが向かったのは世田谷区民会館。
北沢遊技場組合様から福祉車両の贈呈を受ける式典が開催され、
鬼塚事務局長も在籍している「NPO法人ハンディキャブを走らせる会」が出席。
高橋教授も贈呈式と新しい福祉車両をご覧になりました。

  
福祉車両のマスコットキーと区長からの感謝状を受け、挨拶をする「ハンディキャブを走らせる会」代表・碓井 英一さんと、鬼塚事務局長世田谷区・保坂 展人区長に、福祉車両の乗降法をご説明


最後に、高橋教授は「そとでる」の事務所を訪問。
「そとでる」の業務内容や活動について、鬼塚事務局長からご説明させていただきました。

   


高橋教授は日ごろ「医用・生活支援メカトロニクス研究室」で、学生たちとご研究をされています。
メカトロニクスをコンピュータで制御し、生活支援と医用に役立てるためにシステムを開発したり、
「こういうものがあったらいいな」という声を聴き、それを受けてデザインやものづくりをしているとのこと。
半日ご一緒させていただき、
「“こういうものがあったら”という人間の声、ニーズが、必ず中心にある」と、知りました。


「階段昇降機を展示会で見たことはありましたが、実際に使われている様子は見たことがなかったので、
現場を拝見できて良かったです」とおっしゃっていた高橋教授。
「階段」、「階段昇降機」の調査はもちろん、式典見学、福祉車両の試乗まで体験してくださいました。
そして、“見る”、“体験する”だけでなく、たくさんの人の移動支援への想いを“聴いて”くださったことに、
心から御礼を申し上げます。




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