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2017/07/11

「おでかけ支援のための認知症サポーター養成講座」開催

Tweet ThisSend to Facebook | by:サイト管理者

2017年5月29日(月)18:30-20:30、第1回「そとでる」登録事業者研修会「おでかけ支援のための認知症サポーター養成講座」を開催しました(参加者19名。主催:世田谷区福祉移動支援センター「そとでる」。 於: 世田谷区立総合福祉センター 研修室)。

平成29年度第1回目の開催となる登録事業者研修会は、昨年に引き続き「認知症サポーター養成講座」(認知症サポーターキャラバンの内容+「そとでる」研修会ならではの「おでかけ支援」の視点を取り上げさせていただきました。


今回、研修会講師としてお願いしたのは、坂本 カノ子氏(世田谷区 高齢福祉部 介護予防・地域支援課 認知症在宅生活サポート担当係長)です。坂本係長には事前にお時間をいただき、認知症に対する正しい知識と理解をもつための講義のほか、認知症の方、そのご家族などの「おでかけしたい!」をサポートする際の注意点や、気づきを少しでも多く教えていただきたい! とお願いしました。研修会企画チームの希望に対して、エピソードや多様な認知症の症状と移動支援について深める講演内容をご提案くださいました。

そして開催当日。坂本係長の真摯なお人柄、研修会に参加された皆様の熱心な学びの甲斐あって、2時間の研修会は講師や参加者の具体的なエピソードが強く印象に残る会となりました。



<研修会>(参加者:「そとでる」登録事業者、「おでかけサポーターズ」メンバー等 19名)

■おでかけ支援のための認知症サポーター養成講座
講師: 世田谷区 高齢福祉部 介護予防・地域支援課 認知症在宅生活サポート担当係長
          坂本 カノ子氏


【プログラムと主な内容】

1. 開会挨拶/参加者自己紹介
開会に伴って、「そとでる」の運営母体である「せたがや移動ケア」の外池 孝晋理事より、研修会ご参加の皆様へ向けて、研修会の趣旨、事務連絡などが話されました。
また、研修の前に、参加者一人ひとりが簡単な自己紹介を行い、受講への意欲を述べました。





 




2. 研修会
『おでかけ支援のための認知症サポーター養成講座』

・講師ご挨拶

・講座内容(講話・資料より抜粋)
 坂本係長からの配布資料と映像を元に、認知症や認知症の方への関わり方、支援などを学びました。

*世田谷区の概況(平成29年4月1日現在)
人口:896,057人、65歳以上人口:180,550人、
高齢化率:20.15%、地域包括支援センター数:27か所(委託)


1) 認知症とは・認知症の症状
いったん獲得した知的機能が、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6か月以上)。
認知症は症状名であり、その原因となる病気は100種類近くある。
・アルツハイマー型認知症/脳血管型認知症/レビー小型認知症/前頭・側頭型認知症
・中核症状(ほとんどの認知症にみられる):記憶の障害、見当識障害、理解・判断力の障害行動
・心理症状(共通ではない):うつ状態、厳格、妄想、徘徊、不潔行為、興奮、暴力、せん妄

2) 早期発見・診断・治療
早期発見・早期治療が大事なわけは?→ 初期は専門の医療機関の受診が不可欠/薬の効果は?



3) 認知症の予防
アルツハイマー型認知症:エピソード記憶、注意分割機能、計画力/
脳のゴミの排出を促す→ 有酸素運動


4) 認知症の人への関わり方と家族支援について
認知症になっても、一度に何もかもできなくなるわけではない/支持的な関わりについて/
好ましくない対応/ケアを受け入れてもらうには…不安・混乱を取り除く=安心してもらう/
レビー小体型認知症の方の場合/家族介護者への支援(在宅ケアを続けるための条件)



5) 認知症サポーターとは
「さりげなく、自然に、それが一番の援助です」/身のまわりに、ちょっと心配な高齢者がいたら…


6) 道路交通法の改正について
平成29年3月から改正/高齢運転者の交通安全対策が強化/自主返納サポートについて  ほか


・質疑応答とエピソード紹介ほか
坂本係長が保健師として、認知症の方と関わるようになられた当初の頃のお話をされ、私たちに声かけの際の意識や心配りを優しくアドバイスしてくださいました。


 

3. 閉会挨拶/オレンジリング配布
閉会に際して、「せたがや移動ケア」の吉田 正理事長より、エピソードをまじえたご挨拶がありました。吉田理事長は移動支援を行う際、ご利用者様との会話やふれあいを重視されているとのことです。「ゆっくりと話しかけ、イライラしない、笑顔で接する、攻撃的にならない」など、自然に行っていることをご披露されました。

坂本係長は「理事長のお話をうかがって、皆さんが日ごろ、自然に無理のない関わり方をされているとわかりました。これからも認知症は『ひとごと』ではない、誰にでも『自分のこと』として起こると意識してよろしくお願いいたします」と、ご挨拶されました。

最後にスタッフから、参加された皆様に「受講の証」であるオレンジリングが配布されました。オレンジリングは、「認知症の人とご家族を応援します」という意思を示す目印です。
参加された皆様、研修会の内容を繰り返し思い返しながら、日々の業務の参考にしていただけると幸いです。ご参加、ありがとうございました。


<参加者の声・抜粋>(アンケートから)

・認知症への幅広い対応が必要だと感じています。経験だけでは不足ですので、大変役に立ちました。
・もう少し長い時間を使っていただいても良いかと思いました。
・聞きやすく、わかりやすい講座でした。
・(昨年の講座も受講しましたが、)同じ講座でも、講師によって個性が異なることや、それぞれのご経験からエピソードを展開してくださると知りました。
・移動支援に特化した内容ということでしたが、運転手の声かけや家族とのかかわり方など、こまやかに教えていただきました。ありがとうございます。
・ドライバー対象でしたが、認知症に関わっている(デイホーム)者として、再度、認知症について、認識することができました。今後の利用者の方への対応に役立てたいと思います。
・受講3回目ですが、年々、資料がリニューアルされており、より時代にあってきているように思いました。とてもわかりやすかったです。ありがとうございました。



 ■認知症が心配な皆様へ:

世田谷区高齢福祉部 介護予防・地域支援課 認知症在宅生活サポート担当
認知症に関するご相談を行っています。(下記)
お問い合わせ先: 電話 6432-6191  FAX 6432-6192

世田谷区高齢福祉部 介護予防・地域支援課(あんしんすこやかセンター(地域包括支援センター))
世田谷区が設置している相談窓口が区内27か所にあり、認知症以外のさまざまな支援を行っています。
お問い合わせ先: 電話5432-2954  FAX 5432-3085


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