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■つながるきっかけをつくる

スタッフ リオデジャネイロパラリンピックなど、海外遠征の際はどのように移動をされているんですか?



木村 移動は基本的にバスです。皆が一緒なので、特に不便は感じませんでした。



スタッフ むしろ海外よりは、国内での試合や練習のための移動が大変なのかもしれませんね。



木村 実は東京国体の時、僕は選手団の主将だったのですが、開会式で行う入場行進に置いていかれまして。



スタッフ 主将なのに?



木村 はい。その日は暑かったので、日陰に入ってボーっとしていたら置いていかれました。さすがに海外だと気をはっているので、そんな失敗はありませんけれど(笑)。
国内だと池袋駅などは改札口がたくさんあって、待ち合わせも大変ですね。



スタッフ 複雑な構内ですよね。携帯などでご連絡をとりあうにしても神経を使いますね。



木村 あとは駅を出て、初めての場所に行くのが難しいですね。



スタッフ 今までお話しくださった駅や道路で感じる“移動の困難”の解消が「障害者差別解消法」(障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律。平成25年6月制定。平成28年4月1日からスタート)と今後どう関係するかを私たちは意識していますが、木村さんご自身はあの法律をどのように受け止めていらっしゃいますか? 



木村 特に意識はしていなかったのですが、法として明文化されたのは良いことだと思います。
今まで確かに不当な差別はあったと思いますし、公営のプールやスポーツクラブへの入館を断られたという話は耳にします。ですからこのような法ができることは、障害者が「社会とつながっていく」、「行動をひろげていく」うえで大事なことだと思います。



スタッフ 木村さんは小学校などへも行かれて子どもたちにお話しされるとのことですので、今のようなご意見もお話しいただけたら大変な影響がありますね。
世田谷区は障害があるお子さんを支援する施設が多いことで知られており、よそから引っ越していらっしゃる方も多いんです。ですから、そういうお子さん、親御さんたちにとって、木村選手の存在や考えを知ることは心強い励みになると思います。
また木村さんのお話やお姿からは真摯に高みを目指していらっしゃるさまが伝わってきて、私たち一人ひとりが勇気をいただくような気がします。
毎日の練習は言葉で言い尽くせないものだと思いますが、反面、先ほど意外な「ボーっと」エピソードをお聞かせいただきました。変な質問ですが、逆に木村さんが緊張されるのはどんな時ですか?



木村 そうですね、集合して入場するまでが緊張の時間ですね。入場したら大丈夫になります。



スタッフ 入場したとたんに“スイッチ”が入るのでしょうか。アスリートとしての木村さんの厳しさをかいまみたようで、ドキッとします。
さて、そんな木村さんのこれからの抱負をお聞かせください。



木村 はい、水泳についての専門的な話をさせていただくことと同じように、一人でも多くの方に障害がある人とスポーツの関係などを知っていただきたいので、今日の取材はありがたいです。
このようなかたちで取り上げていただけると、障害がある人たちや、目が見えない人たちが、社会とつながる機会をいただけるようでうれしく思います。また、僕自身もスポーツを通じて、そういう“つながっていくきっかけづくり”を持ちつづけていきたいと思っています。



スタッフ ありがとうございます。




■もっと情報を!!


スタッフ 木村さんから「そとでる」や「おでかけサポーターズ」について、ご希望などありますか? 



木村 障害がある人たちの当事者団体や、皆さんのようにサポートしてくださるボランティア団体の存在について、障害者自身が情報を持てない現実があります。
僕には視覚障害の話しかわかりませんが、圧倒的に得られる情報が少ないんです。いわゆる「情報障害」ですが、こういう団体がある、こういうサポートがあるということを一生懸命調べないと入手できないのです。
なかなかホームページの情報にたどりつけない。たどりつくためには音声読み上げソフトを使用して、上からたどって、たどって…という感じですから情報を得るまでに時間がかかる。
僕らが一番見づらいのは、読みたい記事を読むためにホームページを開いた時に開くと、もう1回、上のほうに別のものが出てくる形式。
「トップに戻る」とか、「お問い合わせ」とか、「もう一度戻る」とか、はいらないです。せっかく記事にたどりついてページを開いたのに…というのは困るんですよ。



スタッフ クリックしたときに、直にその記事にだけ飛ぶのですね。私たちはもっと障害がある方のお話を聞いて学ばなくてはいけないし、やるべきことも多いですね。



木村 あとは、インターネットにこだわらず、もっとさまざまな方法で発信してほしいです。
情報の入手に困っている人は多くて、先日も下高井戸駅の近くで見知らぬ年上の女性に声をかけられたんです。その方は視野が狭くなっていく病気でしたが、突然、白杖を持っている僕に話しかけて来ました。「あなた、視覚に障害があるの? 今、視覚を失っていくのが不安で仕方がないんだけれど、同じような視覚障害者が集まる場所やサポートしてくれる場所を知りませんか?」と。
残念ながら僕は知らなかったので、お答えできなかったのですが。



スタッフ 途中から病気になられた方は、大変なご不安ですね。支援学校では、早くから情報教育を学ぶのでしょうか?



木村 はい。小学校から学びました。たとえば携帯電話でも読み上げていくソフトがあるんですが、そういうことは教育というよりは、子どもたちが日常の中で学んでいくことですね。
健常の子たちが日常生活で携帯を使って「Twitterっていうのがあるよ!」「やってみない?」と子ども同士のコミュニティで得ていきますよね。それと同じように、僕たちもコミュニティの中でどうやっていくかを学び合っていくんですね。そこが支援学校の良いところかと思います。



スタッフ 木村さんのお話をうかがって、私たちが区内の学会やイベントで発表する際に、もっと視覚障害の方のことも意識したい、文字・文章はもちろん、グラフや絵の扱いも注意してタイトルや説明を入れていきたいと思いました。また、先ほど教えていただいたホームページの構造についても、取り組んでいきたいと思います。
最後になりますが、木村さんの夢をお聞かせください。



木村 夢は「幸せな家庭を築くこと」です。高校生の頃からの夢なんですよ。



スタッフ 素敵な夢ですね!
今日、木村さんにお会いして、たくさんのヒントをいただきました。そして木村さんの未来をぜひ応援させていただきたいと思います。貴重なお話をありがとうございました。




絵文字:矢印 右木村さんのパーソナルコーチ野口 智博さんインタビューへ