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「つながりながら、やりたい! 挑戦したい! を大切に」


インタビュー8回目は、NPO法人せたがや移動ケア・理事をつとめていらっしゃる
赤堤介護タクシー・久米 譲二さんに、お話をうかがいました。


 



<プロフィール>
久米 譲二(くめ・じょうじ)

略歴:
沖縄県中頭郡与那城町生まれ。1981年東京へ。
2003年 日本ロングライフ(株)入社。
2004年 社会福祉法人ふきのとうの会(デイホーム赤堤)入社。
2005年 赤堤介護タクシー開業。

資格:普通2種免許、ヘルパー2級

趣味:読書、三線

信条:いつも笑顔で




■基本は「人と人」


 ― 開業されてから10年目ということですが、以前、当コーナーで吉田理事長に取材させていただいた時、久米さんの開業時のお話をうかがいました。奥さまが開業案内のチラシをお持ちになって挨拶に行かれたとお聞きして、“内助の功”に感じ入りました。

 そうですね。介護の仕事を始めたのは妻の影響もありました。介護タクシーを始める前は、訪問入浴とデイサービスで働いていたんです。


 ― それは何年間ぐらいですか?

 2年ほどです。介護関係の仕事に就く前は測量の仕事をしていました。40歳になるのを機会に転職を考え、妻の勧めもあって介護の仕事を選びました。具体的に何をしたいというのはなかったのですが、とりあえず仕事を続けながら週1回日曜日に授業のある講習を受け、ヘルパー2級の資格を取りました。
いざ勤務していた会社を退職して求職活動を始めると、なかなか転職先が見つからない。それで運よく採用していただいたのが、日本ロングライフ(株)の訪問入浴サービスの事業所でした。仕事の内容は、訪問入浴車のオペレーターでご利用者様宅での浴槽のセット、湯温の管理・設定、入浴介助などです。瀬田に営業所があったので、そちらで1年間ほど働きました。
そのあと、老人給食協力会ふきのとうが運営するデイホーム赤堤で1年ぐらい勤務していましたが、以前から気になっていた介護タクシーの仕事を始めたいと思い、現在に至ります。


 ― 奥さまは開業について何かおっしゃいましたか?

 当時、妻はヘルパーの仕事で、吉川内科小児科病院での透析患者の通院介助をしていました。いつも患者さんを迎えに待合室で待っていると、吉田さん(さくら介護タクシー)にちょくちょくお会いするので顔見知りになり、それで「(夫が)介護タクシーに興味があるようだ」と話したら、吉田さんは「開業するならなんでも教える」と言ってくださったそうです。
そのあとは、吉田さんが開業された時と同じ説明会に参加して、開業の手続きをしてもらいました。ちょうど同時期に開業されたのが、高木さん(高木ケアライフ桜丘)です。


 ― 皆さんのご縁の深さを知りました。最初からご家族が転職をフォローしてくださったんですね。

 はい、妻も子どもたちも応援してくれたと思います。


 ― 心強いですね。会社に在職中にヘルパーの資格を取ったとのことですが、勉強など準備も含めて開業のご苦労はありましたか?

 そうですね。ヘルパー講習は週1の授業だったので、取得までの期間は長かったです。2種免許を取るきっかけになったのは、求職期間中に一度民間患者移送サービス パンプキン号(福祉移送サービス(株))に問い合わせてみたところ、採用条件に「要2種免許」とあったことからでした。それで試験場で、学科試験2回目、技能試験2回目でようやく取得しました。


 ― もともと車の運転がお好きだったのでしょうか?

 前の会社でも現場に行くのには車でしたので、運転歴は長いです。日本ロングライフさんの研修で大阪本社に行った時、介護タクシーの存在を知りました。そのとき色々調べたところ、個人でも1台から開業できるという点に興味がわきました。それで「いつかは自分もやってみたい」という想いをもったのです。



 ― 介護関係の仕事はお忙しいと思いますが、測量関係の会社にお勤めの際、勤務時間などはいかがでしたか?

 測量の仕事は残業が多く、帰りも遅かったので、妻の機嫌は悪かったですね(苦笑)。



 ― 久米さんのおからだの心配とご家族全員の想いがあって、転職を全面的に応援されたのかもしれないですね。
開業時に奥さまが吉田さんのところへご挨拶に行かれたというお話でしたが、最初はおふたりでチラシ配りなどをされたんですか?

 お世話になったデイホームや日本ロングライフさんに名刺を持ってご挨拶に行きました。チラシはデイホームに勤務していた時のケアマネジャーさんの勧めで世田谷ケアマネジャー連絡会に持っていきました。あと、ご縁ということでは、デイホームに勤務していたころ送迎車の運転中に、「さくら介護タクシー」や「せたがや介護タクシー」をお見かけしていて「あの方が妻の言っていた吉田さんだ」と、なんとなく思っていました。
(写真:左から吉田、湯本(「そとでる」)、久米(敬称略)。2012年8月登録事業者研修会より)



 ― お話をうかがうと、吉田さんとの出逢いが久米さんにとって大きいのですね。

 そうですね、ありがたいと思います。やはり、この仕事は「人と人」とのつながりで成り立っていますし、いつも根底には信頼関係があると思いますね。


 

■ケガをして痛感した「人のつながり」


 ― 実際にお仕事を始めたあとはいかがでしたか?

 まず、吉田さんに吉川内科小児科病院の相談員の方を紹介していただきました。相談員からの依頼で、透析患者様をご紹介いただき、週3回の通院にご利用していただきました。そうして少しずつ、区内のケアマネジャー様や介護事業所様からも、ご連絡をいただくようになりました。


 ― いま現在は、どのようなスケジュールでお仕事をされていますか?

 吉川内科小児科病院成城リハビリテーションクリニックの通院を中心として、その間をうまく時間に組み込みながら、調整して運行しています。平均すると1日に約10件ぐらいでしょうか。


 ― 久米さんと言えば、私たち「そとでる」のスタッフのなかで有名なフレーズがあって。エントリーしていただいて、実際にお願いする際に、電話口で「当たりましたか?」とお返事されますよね?

 あれは、よく聴いているラジオ放送のパーソナリティの口真似です。


 ― 謎がひとつとけました(笑)。久米さんの会話はユーモアがあるので、スタッフの間で印象に残っています。なにより、「そとでる」のイベント、研修会と言えば、「久米さんに参加していただきたい!」と頼りにしていますし、ホームページのブログにもたくさんご登場いただいています。ありがとうございます。
ところで、介護タクシーの仕事をしていて感じることなどはありますか?

 やはり「自分ひとり」だと、この仕事は難しいということです。ほかの事業所の方との連携、横のつながりが大切だし、それができないとお客様にご迷惑をかけてしまう。特にそれを痛感したのが、私の不注意で肩を骨折した時です。


 ― それは大変でしたね! 骨折はどの程度でしたか?

 はい、鎖骨端骨折(さこつたんこっせつ)ということでした。つまり肩と腕のつなぎ目を複雑骨折したのです。それで、吉田さんに「ケガをしたのでご迷惑をかけてすみませんが、(私の運行分を)よろしくお願いします」と、ご協力をお願いしたのです。


 ― 治るまでにお時間がかかったのではないでしょうか?

 ケガをした当日は救急外来でレントゲンを撮り、とりあえず鎖骨バンドで固定をしてその日は帰りました。翌日、整形外科の診察で、「入院して金属ボルトで固定する手術、リハビリをして全治3か月ぐらい」と言われました。「さあ、これからどうしよう」と。ともかく、これからの予定をすべて書き出し、吉田さん、篠山さん(せたがや介護タクシー)、など、他の事業所の方にもお願いして運行してもらいました。


 ― まさにありがたい、お仲間ですね。

 はい、とても感謝しています。
ちなみに、せたがや介護タクシーの平賀さんは、家が近所で子ども同士が同級生です。
(写真:左から篠山、久米、平賀(敬称略)。2011年3月登録事業者研修会より)



 ― お話をうかがうほどに、人間関係のつながりと広がり、ネットワークの深さを感じますね。現在、「転職して良かった」と思われますか?

 そう思います。仕事をしていて直にお客様から「ありがとう」と言われると実感がわいてきます。自分で計画を立てて自分のペースで働けるので、特に負担を感じたことはありません。忙しくて手一杯の時もありますが、仲間の存在に助けられているのでありがたいと思っています。家にも早く帰れるしね。


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